ぼくは生まれて初めて猫パンチをお見舞いされた
「!」
ぼくは気が付くとメグの家の前にいた。
「メグ!」
ぼくは遠慮などしないで叫んだ。
「さっきは、さっきはごめん!いや、ごめんなさい!ぼくは、ぼくは自分勝手だった!ぼくが勝手に舞い上がっちゃって、メグを怒らせてしまった。ごめんなさい!メグ!よかったら、よかったら明日も公園に来て。いや、来てください!ぼくはメグがいないと寂しいんだ」
カラカラカラ
扉が開いて、メグがゆっくり僕の前に歩いてきた。そして
「今の行動が一番自分勝手じゃあ!」
と、ぼくは生まれて初めて猫パンチをお見舞いされた。
その後、メグは別にイラっとはしたとは言っていたが、別にあのことについては怒ってなく
「恋愛のことになると、べつにああなるのはわかるから、今はめんどくさいし、さっきの心配したあの気持ち帰してとも思ったけど、まあ明日、公園で話聞けばいいかなって、それで、ああ言っただけだし…」
と言って
「それよりも!私が怒ってるのは今!」
とその後二時間にも及ぶ説教が待っていた。
ぼくは勝手に舞い上がり
↓
メグに失態を犯し
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公園に帰り失態を犯したことに気付き
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一匹で勝手に考えすぎ、どんどんどんどんネガティブになり
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メグの家まで走っていき
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メグに大きな声で醜態を晒した。
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メグに木っ端みじんに怒られている(今ここ)
でも…ぼくは怒られながらも思ったんだ、怒ってくれる相手がいるだけでも幸せだと。一人だと怒ってくれる相手もいない。ぼくは怒られながら幸せを実感した。




