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きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
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そんな願いを掲げながら生きるほど一人が寂しいなら、ぼくが悪い事をしたのなら、それをちゃんと謝れる相手がいるのなら、誠心誠意、相手の目を見て謝ろう

あの時は愛されていた。両親に愛されすくすくと育った。生きているだけで幸せだった。日々幸せをかみしめながら生きていた。毎日が楽しかった。学ぶことに喜びを感じていた。毎日が太陽のように輝いていた。


ぼくは一心不乱に走っている。ここで立ち止まったらきっとまた一人で考えすぎて、公園へと帰ってしまう。


なのに今は…生きていることを不幸に思い、毎日何かに不満を覚え、それを一人で怒り、日々ストレスを感じ僕は生きている。その不満を語り合える友もなく、それらを内に抱えて生きている。自分は苦しんでいるのに誰もそれを見てくれないと勝手に心の中でわめきながら。虚しく真っ暗でなにも見えない人生を今日も僕は生きている。一人死にたいと願いながら…。


 ぼくは走っている。一人は、一匹は嫌だと思いながら走っている。その映像の男の感情がそのままぼくに降りかかる。


 きっとこれも、ぼくの体験だ。この今の、寂しく辛い感情はぼくが人間だった時の感情だ…


「こんな、こんな気持ちになるのなら!何回でも!土下座をしてでも、その行為が恥ずかしいと他人に思われようが謝ろう!」


 一人死にたいと願いながら生きるくらいなら


「そんな願いを掲げながら生きるほど一人が寂しいなら、ぼくが悪い事をしたのなら、それをちゃんと謝れる相手がいるのなら、誠心誠意、相手の目を見て謝ろう!」


 この考えは、きっと自分勝手なんだと思う。ぼくが寂しくなるのが嫌だから謝るという行為に至ったんだ!と言われたら、その答えは、たしかにが(5)、いや悪いとも思っているよが(5)だから、ぼくはきっとその場で黙ってしまう。けど!だけど!ちゃんとその言葉も伝えなかったから、やるべきことを、言い訳ばかりをしてちゃんとしなかったから!きっとぼくは孤独になったんだ。


 明日話そう、明日話そうと思っていたら、もうグループができ始めて…だんだん話しかけづらくなって…じゃあ、もう、話しかけられるのを待とう!と待っていたら、誰にも話しかけられなかった…じゃあ、もう、黙っておこう、と黙っていたら、何もしていないのにいつの間にか嫌われていた。皆は僕を異物だと勝手に見なしたようだった。


 勝手に映像が、その時の気持ちが、頼んでもいないのにどんどん流れ込んでくる。


「!」


 ぼくは気が付くとメグの家の前にいた。


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