表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
53/184

気持ちが悪いのでここはダイジェストでお送りしよう

 そしてぼくは更なる気持ち悪さを重ねる。気持ちが悪いのでここはダイジェストでお送りしよう。


 ああ…この、この気持ち、抑えられない…ぼくは、ぼくはどうしたらいい

           ↓

 そうだ!メグにこのお話を聞いてもらおう。メグの家はこの前なんとなく教えてもらったんだ。


           ↓

  メグの家に到着

           ↓

「メグ~メグ~」気持ちが悪い声でメグを呼ぶ。

           ↓

 カラカラカラと扉が開き、メグが勢いよく出てくる。

           ↓

「どうしたの?なにかあったの?」と、とても心配した顔でぼくに尋ねた。

           ↓

 ぼくはニマニマした顔でさっきまであった幸せの時間を説明した。

           ↓

 カラカラカラと扉が開き、「じゃあ、また明日」と彼女はそれだけ言っていなくなった。

            ↓

 ぽつん…

            ↓

 メグ…なんか少し、怒っているように見えたな…なんでだろう?ぼくは何か悪い事したっけな?なんでだろう?

            ↓

 とぼとぼ…

            ↓

 公園に到着

            ↓

 今日はいいことあったな!楽しかったな!今日あったことを意味もなくおさらい。

            ↓

「!」自分の気持ち悪さに気付く。

            ↓

  激しい後悔(今ここ)


 ぼくはやってしまった…。気持ちが高揚して周りが見えなくなり、そして自分の事しか考えられなくなり気持ち悪くなり、失態を犯した。そしてぼくの頭に一つ大きな不安がよぎった。


 メグは明日、来てくれるだろうか?


 ぼくは、ぼくにはメグしか友達がいない。メグが来なくなってしまったら…


「ぼくはとても寂しい」


 ぼくは走り出していた。


 ぼくは、ぼくはどうしてか、一人の寂しさを知っている。


一人は寂しく辛いもの…そしてなにをしても虚しさが押し寄せてくる。孤独は辛い、寂しい。


「一人、これほど虚しい言葉は他にないだろう…」


ぼくの頭に、机の上でアルバムを見ている男の映像が勝手に流れ込んできた。


その男はアルバムを見て涙を流していた。あの頃はよかった、あの時ああしておけばよかった、という言葉をつぶやきながら酒を飲んでいる。


ぼくは走っている。この時はなぜか眠気にも襲われなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ