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きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
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会社…辞めたい…どうしても…

私は会社を辞めたくて仕方がなかったあの一カ月を何とか乗り越えた。そして、やっぱり辞めたりしないで、このまま、頑張ろうかな…という気持ちが芽生え、私は仕事をした。


そしてそれから一か月後


会社…辞めたい…どうしても…


私はまたしても会社が辞めたくて仕方がなくなっていた。


どうして?


どうして?


こうしてまた私は自暴自棄になり、また電車でいつものどうしてが繰り返される。


それからまた二週間後


やっぱり…もう少し…頑張って、みようかな…


私はご覧の通り、またやる気をほんの少しずつ取り戻し始めた。


怖い…また、あの時の辞めたい自分になってしまうのが…


怖い…また、やる気を消失してしまうのが…


全ては自分が勝手に引き起こしていることなのに、私は悲劇のヒロインを一人の舞台で演じている。


一人で勝手に落ち込んで、一人で少し元気になって、また一人で勝手に落ち込む、そしてまた一人で勝手に元気になって「ああ…私は、私はまた、辞めたいという悪魔にそそのかされ、悪魔の家臣となってしまっていた。ああ…ああ、私は今は、平常心を何とか取り戻しているけれど、また…あの悪魔にそそのかされでもしたら!ああ…ああ…私は怖い!怖くて仕方がないの!」などとほざいている。


この一人舞台、演じている者は大変だが、見ている者には退屈で滑稽な舞台だ。まさに見る価値などないし、二度とこれを見たくも、そして話題を聞くことをも嫌うだろう。


だから…このつまらない舞台を、私は他人に見せることをしない


だって…つまらないもの


「…」


そうして私は、この辞めたくてしょうがないという気持ちを、黒くてかわいいニャーさん以外、誰にも相談しなかった。


そんなある日、突然私にチャンスが訪れた。


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