そうして僕は死を望んだ
この世の中は理不尽なことだらけだ。
強い人間もいれば弱い人間もいる。
僕は強くなかった。
弱い人間だった。
弱い魂の持ち主だった。
弱い人間は何をしてもうまくいかなかった。
逆に周りの強い人間は何をしてもうまくいった。
ルックスには恵まれ、多彩な才能を持ち、他の人間に好かれ、他の動物達にも好かれた。
でも僕は、何の才能にも恵まれず、勉強も運動も誰よりもできなくて、おまけにルックスにも恵まれなくて、何もしていないのにいつの間にか嫌われていて、僕は孤独だった。
僕は何かになろうと努力した。
でも、いくら努力しても、何にもなれなかった。
努力に努力を重ねても、その先には光など、希望など存在しなかったのだ。
なんにもなれないものは、なにをしたって、なんにもなれない…
いくら不幸が続いても、いくら嫌な目に会っても、その先をいくら待っても幸せなど舞い降りてこない
幸運な奴は幸運で、不幸な奴は不幸なだけ
いくら不幸な奴が不幸な目に会っていても、その先に幸運なんて来やしない
いくら幸運の奴に良いことがいっぱいあっても、その先に不幸など存在しない
強い奴は死ぬまで強いし、弱い奴は死ぬまで弱い
弱い奴に生まれてきたお前が悪い
それに気が付いた時…僕は生きることの意味のなさを知った
そうして僕は死を望んだ




