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きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
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私たちは自分たちより強いもの、大きなものに覆われたとき、私たちはどうすればいいの?

「大丈夫だよ」


 と言ってくれた。私はそれを聞いただけで、また目から何かが零れ落ちた。そしてどんどん止まらなくなった。もう説明できるような状態ではなくなってしまった。そしてそれとともに今まで口に出すことのなかった感情が、腹にためていた想いが、どんどん溢れだし、それは口から言葉となって吐き出された。


「もっと、もっといっしょにいたかった。いたかったよ…幸せだったのに…私たちは幸せだったのに、どうしてそれじゃあいけないの?ずっと幸せが続いちゃいけないの?幸せであることは悪い事なの?悪いことが起こらないといけないの?嫌な想いをしなきゃいけないの?嫌な想いをしなきゃこの世の中は生きていけないの?強いものが全てを持ってるの?弱いものは黙っていなきゃいけないの?私はあの中に入れられた時どうすることもできなかった。おじいちゃんもおばあちゃんもどうすることもできなかった。きっと、私を取り返すことができても、その後はおじいちゃんとおばあちゃんを殴ってでも私を取り戻してたって思う…私たちは自分たちより強いもの、大きなものに覆われたとき、私たちはどうすればいいの?ただ黙ってそれに従えっていうの!黙って連れていかれろって言うの!黙って食われろって言うの!弱い奴は黙って死ねって言うの…そんなの私は許さない、いくらでも大きな声であらがってやる!死ぬなら最後まであらがうし、食べられるなら最後まで抵抗してやる!おかしいもん!弱い奴は強い奴に従うだけなんて絶対にそんなの間違ってる!そんな人生間違ってる!そんなの絶対おかしいよ!」


「…………」


 バタ


 その時突然、クロが倒れた。


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