表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
3/184

こんなこと、大人になっても、知りたくなかった…

 人はどうして働くのでしょう?


 それはお金が無いと生きていけないからです。


 そんなことは誰でも知っている。


 子供でも知っている。


 でも皆が皆、働きたくて働いているのではない。


 お金が無いと生きていけないから


 働いていないと他人から白い目で見られるから


 家族を養うことができなくなってしまうから


 だから


 だから仕方なく働いている。


 本当はずっと休んでいたい


 暇な時間を楽しみたい


 好きなことをずっとしていたい


 こんな仕事なんてしていたくない。


 意外と皆、一度ではないくらいにこんなことを思ったことはある。


 そうして、今日も皆、働いている。


 このことまでは子供は知らない。


 こんなことを教える授業があったら、皆、泣いちゃうかな?


 ふふ


 きっと泣いちゃうね。


 泣かなくても、きっと、嫌いにはなっちゃうね。


 なんていじわるな授業なのだろう!って、怒っちゃうね。


 そんなこと、まだ知りたくなかった。


 そう子供たちが怒っている姿が目に浮かぶ。


 でも、私は思うの


 こんなこと、大人になっても、知りたくなかった…。

 

 ベッドで横になって目をつぶっているとこんなことが頭に浮かんだ。


続く


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ