エピローグとあとがき(作者より感謝をこめて)
エピローグ
その後、俺は見事に学園の卒業試験に合格。
念願の妖操師となった。
近年は妖怪の出現数が格段に増え、強力な妖怪も増えた。
その対抗策として、妖操師たちは数人でグループ作り始めた。
後にそれは『妖操師団』とそのままの名前が付けられる。
今、俺たちは俺、小雪、宗慈の三人で妖操師団を作り、日々妖怪退治にいそしんでいる。
「ほらー、小雪! 雷毅君たちが待っているわよ!」
下から母の怒鳴り声が聞こえる。
「はーい」
私は書く手を止め、ノートを閉じた。
「これでもう一冊終わりか〜。結構書いたな。雷毅の視点でこんなの書いてるって知ったら怒るかな?」
新たなノートをカバンに詰め、玄関に向かった。
「今度のは長くなるんでしょ? ちゃんと準備した?」
「もう子供じゃないんだから大丈夫だよ」
靴をはきながら私は答えた。
「おーい、小雪。まだか?」
「もう、いく。じゃ、お母さん行ってくるね」
カバンを背負う。
「気をつけてね」
「うん」
玄関を開ける。
「遅いぞ、小雪」
「ったく。せっかちだな」
学園にいたころよりはちょっと大人っぽくなった二人が待っていた。
「ごめん、ごめん」
素直に謝る。
「よし、それじゃあ、行くぞ」
こうして今日も私たちは妖怪を退治している。
いろんな人を護るために……
続く!?(かもしれない……)
作者による読者のための作者なあとがき
どうでしたでしょうか?
初めての作品なので未熟な点も多いでしょうが楽しんでいただけたら幸いです。
今回の作品はイメージしていたのが漫画なので、小説にしてみると表しにくくなったり、
擬音語が多くなってしまいました。
さらに、主人公の視点で書いてしまったので脇役の名前はおろか、主人公の名前もあまり出てきません。
最後まで主人公の名前を覚えていてくださった方は、そんなにいないでしょう。
(作者も黒服の男の台詞で主人公の名前を使うため、前のほうを読み返してしまいました)
もっとも、主人公の視点でもうまく書けるのでしょうが、そこは作者の技術不足です。すみません。
さて、本編のほうでは続くかもしれないというようなことを書きましたが、今のところは未定です。
できれば続編を書きたいと思います。
思っているだけです。確定ではありません
タイトルも主人公も今のままかどうかはわかりません。
ただ、主人公としてでも脇役としてでも、雷毅、小雪、宗慈の三人は確実に出します。
お約束します。
続編を出したときには、紹介のところで今作の続編と載せるなどして、続編である意を示したいと思います。
ただ、何度も言うようですが確定ではありません。
期待せずに、気長に待ってやってください。
この作品を読んでくれた読者に感謝をこめて 甲崎雄人