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彼女シリーズ

彼女と一緒に居間掃除

作者: 水鏡良芽

短くても文句言わないでくださいね!



「今日も休日なので、居間の掃除をします」

「なら、私が掃除機を買ってくるからその間に掃除しててね」

「それならその間俺は雑巾を買ってくる」

「雑巾ぐらい手縫いしてよ!」

「どこで怒ってんだよ」





   ◇     ◇





「居間の掃除をいったいいつやるのか、」

「今でしょ!」

「先にオチを言うなよ!」

「オチがわかりやすいのが悪いっ!」




   ◇     ◇





「手縫いしました、雑巾」

「どれどれ……な、これは、馬鹿野郎!」

「ゴブァ!! ……いきなり殴るなよ」

「このタオル、私のお気にだったのに!」

「じゃあ名前でも書いとけよ」

「書いたよ、ペンで!」

「水性ペンで書いていたら殴り返すぞ」

「…………さらばだっ!」

「おいこら! 逃げんな!」




   ◇     ◇




「お掃除お掃除悲しいな~」

「楽しくなれや」

「だってだって~、こんないい天気なのに~掃除とか、もったいないよ~」

「こんないい天気、か。外、曇りなんだけどな。」

吸血鬼ヴァンパイアにとっていい天気って意味なのっ!」

「……この物語のジャンルはノンファンタジーだ」




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― 新着の感想 ―
[一言] 『彼女』、すごく可愛いですね⊂((・x・))⊃ 読んでてすごくほのぼのしました!笑
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