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17.自分のために人を殺せるのが割と当たり前な世界。

投稿、1時間も遅刻したけど許してください!



 収納箱を買って3ヶ月が経った。

 お金は順調に貯まり、もともと考えていた最後のスキル購入である回復魔法の購入も2週間前に終わった。

 今はひたすらにオークでの経験値稼ぎとお金稼ぎに勤しんでいる。

 力と資本があれば大体なんでもできるのが社会ってモンだからね。

 それで、今のスキルがこんな感じだ。



◆◇◇◇◆



名前:クロン

《念動力Lv.5》

《糸魔法Lv.5》

ーーーーー(スキル強化?)Lv.4》

《ーー反転?Lv.3》

《収納箱Lv.3》

《感覚共有Lv.1》

《火魔法Lv.2》

《水魔法Lv.2》

《風魔法Lv.2》

《土魔法Lv.2》

《回復魔法Lv.1》

《異世界召喚スズメ》




◆◇◇◇◆



 回復魔法は今のところ買ってからほぼ使ったことがない。

 なぜなら、ボクは基本的に奇襲で安全な狩りしかしないから。

 怪我なんて当然しないし、なんなら攻撃を一度でも食らったら怪我どころか死んじゃうので当然といえば当然だね。

 まぁ自分で使うことがなくても、自分以外に使ったことはある。

 今泊まってる宿屋の娘さんが料理中に指を切った時に使った。

 その日はちょっとスープのお肉が多かったように思う。


 今では割と安定した生活ができているボクだけど、もちろんまだまだ上を、最強を目指してはいる。



「というわけで今日もその1歩を歩いてくるよ、オジさん」


「そうかよ、気ぃつけてな」



 ちょっとカッコつけてオジさんに挨拶に来たけど、頬杖をついたまま適当にあしらわれてしまった。



「もうちょっと気を遣ってくれてもいいんじゃない?ボク今から盗賊退治に行くんだけど?」


「お前ならできるよ、さっさと昇格してこい」


「つれないなぁ。まぁいいや、次来る時は上級冒険者様になってるからね!」


「はいはい、気張れよ〜」



 気の抜けた「気張れよ」をもらったボクはギルドに向かって、受付で詳細な情報をもらってからスキルポイントとお金を稼ぐついでにやっていたギルドのC級ギルド員への条件達成に向けて街を出た。



◆◇◇◇◆



冒険者は下からG級、F級、E級、D級、C級、B級、A級、S級とあります。

G、Fは下級や駆け出し

E、Dは中級冒険者

C、Bは上級冒険者

Aは実質的なギルドの最高ランク

SはAが全員集まっても勝てないレベルの規格外な存在

そんな風に世間一般では認知されています。



◆◇◇◇◆




「DからCに上がる際の条件はオークを複数体同時に単独撃破することと、盗賊の討伐です。

 C以上は護衛の任務などもあり、対人戦で相手を躊躇なく殺せるかどうかを見られるので、別に盗賊団を殲滅する必要はありません。

 ありませんが、オークを複数対相手にできるような冒険者は基本農民崩れしかいない盗賊なんて団ごと壊滅させるくらいわけないので、基本的にはC級以上のギルド員は全員、盗賊団を1人で殲滅可能な人ばかりです」



 盗賊の情報があった街道を少し外れたところから辿っているボクはギルドの受付の人の言葉を思い代していた。

 当然、前世日本人で今世でも割と人情に触れて生きてきた自覚のあるボクは人を殺した経験なんてない。

 でも、やっぱりSなんてのがあるなら目指したくなっちゃう!これは男女関係なくヲタクならみんなわかってくれるはず。

 そんなわけで、まさに趣味と実益を兼ねているのが今回の盗賊討伐だ。



「そんなこんな考えてたら、そろそろ盗賊たちがよく現れるエリアだね」



 オジさんにも大見栄きっちゃったからね。多分オークの時よりも緊張してるけど、がんばるぞぃ。



 

評価を★5で押してくれた人がいて、他にも毎話必ずいいねをつけてくれる名前も知らない人と、その人とは別にいいねをつけてくれた人もいました。

本当にありがとうございます、あなた方はこの作品のスペシャルサンクスさんですよ、本当に。


さて、ようやく第1章のプロローグ編が終わりそうです………。

でも書きたいのは2章じゃなくて3章とか4章以降なんですよね………。

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