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13.ボクはオークになんて負けない!(本当に負けない)

次回更新は9月ですね。

推しの誕生月が9月なんですよ。




 オーク狩り2日目。

 起きたらすでに太陽が真上にありました。

 昨日の気疲れが出たのか、もうマジでぐっすりでした。

 今泊まってる宿の部屋よりも寝袋の方が寝心地良かったのもぐっすりの要因かも。



「昨日この森に着いた時も正午だったような気がする………」



 ま、まぁ寝てしまったものはしょうがない。

 むしろ万全の準備をしたボク偉いね。

 ………みたいな言い訳を脳内でいくつも考えつつ、今日もオークの森に入った。



「今日こそは待ち伏せ奇襲確殺コンボでいっぱい稼ぐぞ〜」



 やっぱりオーク相手の正面戦闘はまだ体力的にも精神的にも消耗が激しいからね。



「木があって、隠れられるところもあって、隠れても相手をよく見ることができる。うん、ここにしよう」



 森に入って30分、ようやく良さげな待ち伏せポイントを見つけた。

 今日は鉄屑くんを持ってきてない。

 というか、アレはもう湖に捨ててきた。

 なぜなら、あんなモノが空に浮いてたら目立ってしょうがないから。

 あれを使いながら奇襲とか言ってたら頭に土でも詰まってるのを疑った方がいいかもしれない。

 よくよく考えてたら、宙に浮いてるよくわからないモノを見にオークが集まってて、ソイツらと遭遇戦してた可能性が出てきたしね。



(きた………!)



 そんなふうに昨日の反省をしてたらノソノソとオークが歩いてきてるのが見えた。

 棍棒を持ってるみたいなので、プランAで行く。


 プランAその1。

 事前に垂らして置いた糸を操作してオークの足に引っ掛けて思いっきり転ばせます。


 プランAその2。

 転んだ時に、オークがつい手放してしまったオークの棍棒を念動力で操作してオークをタコ殴りにします。

 この時、頭を集中して狙うと効果的です。


 プランAその3。

 一発で気絶しなかった場合、当然オークは混乱して頭を守ったり逃げたりもしかしたら棍棒を掴んで無理やり押さえつけたりするかもしれません。

 そんな時は糸魔法を使って鼻と口を塞ぎます。

 脂肪の厚いオークには首を絞めるより呼吸器を直接塞ぐ方が効果的です。


プランAその4。

 オークが糸魔法に抵抗したら念動力に抵抗できないので念動力で操った棍棒でタコ殴りにして、念動力に抵抗したらそのまま窒息させます。



「これでみんなもオーク狩りマスターだねっと」



 オークはボクの完璧なプランAによって倒れている。

 今回は念動力棍棒でタコ殴りにしたので血みどろでほぼグロ画像みたいな感じになってる。

 ちなみにだけど、オークが棍棒を持ってなかったらプランB発動。

 オークを糸魔法で拘束して、動きを止めたら念動力で刀身長めのナイフ、というか短剣を操って思いっきり眼孔にブッ刺して脳を破壊する。

 短剣は討伐証明部位を剥ぎ取るために買ったやつを使い回してる。



「さて、オークみたいなデカいのは糸魔法を使っても1体持って帰れればいいみたいなとこあるし、討伐証明部位だけ持って行こっか」



 2日目3日目と、この調子で12体もオークを狩ることに成功して、無事に街に帰ることができた。

 あと、討伐証明部位を剥ぎ取ったオークの死体は適当に埋めた。



◆◇◇◇◆



オークの討伐証明部位は睾丸、まぁつまりタマキンです。

オークは1体につき6つの睾丸を持つのですが、その全てが揃って初めてオークが1体討伐されたと認められます。

討伐証明部位はモンスターによって部位が異なりますが、過去にはゴブリンの右耳だけ切断してその個体はそのまま無視していた冒険者がいました。その人間に恨みを募らせたゴブリンの中から上位種が生まれて20万体規模の大軍勢を形成し、1万人規模の街が1つ一時的にゴブリンに落とされて以来、以降は討伐証明部位のみ切り落として獲物を逃すことは禁止事項に指定されております。

これに5回以上違反していることが発覚した者は、完全に故意と判断され斬首刑に処されることが世界共通法で定められています。

故意でない場合もその討伐証明部位をギルドに渡してお金を受け取っていると、厳罰や処分の対象になります。



◆◇◇◇◆

ちなみに私自身の誕生月も9月です。どうでもいいですね。

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