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第02話 見知らぬ白い部屋

作品タイトルは適当です。懐かしい響きの題名にしてみました。

 あぁ、明日は仕事か・・・嫌だな、ダルいな。

やらなきゃいけないことが色々とあるんです。

先ずは、調子の悪い機械の修理だな。

と言っても、何処が悪いのかイマイチ解らないのに。

大手メーカーの下請けの中小企業の工場に勤務する、しがないサラリーマン

工員ですよ。

 先輩から色々と仕込まれましたが、分からないことも一杯あります。

どうにもこうにも成らないようなら、加工機械のメーカーに連絡して修理の

依頼をやるべきでしょうねぇ。

見積もりを出してもらわないとなぁ、あぁ、課長がどんな顔をするか。


 なんて、嫌なことを頭に浮かべていたら、意識がハッキリしてきたような

気がします。あれ?見知らぬベッドに寝かされてますね。

いつの間に、こんな場所に運ばれたんだろう?

クルマに轢かれたのかな?

 もしかして、ここは救急車の中なのかな?

それにしては揺れていないですね。

もしや、既に病院に運ばれているんだろうか? そうだとしたら安心かな。

看護師さんやお医者さんが来て、何らかの処置を施してくれるでしょう。


 それにしても殺風景な所ですね。何も無いですけど。

病院の救急外来なんて、初めて来るから良く知りませんけど、本当に何も

無いですね。

心電図計に繋がれて心拍数を観たり、点滴をしたり、何かしてくれても

良いじゃないですか。

 それにしても、身体が痛むとか調子が悪いなんて感じませんね。

そうか、何らかの発作を起こして倒れた所を、親切な誰かが救急車を

呼んでくれて病院に運ばれてきたのでしょう。


 と、前向きに考えていたんですが、どうやら違う気がしてきましたね。

この部屋、本当に何も無いんです。ベッドらしき物に寝かされていますけど、

シーツが敷かれてませんね。枕も有りません。

だからと言って、寝心地が悪い訳でも無いのが妙なんです。

 周りの何から何までが真っ白なんですね。病院のICUと言うんですか、

救急で運ばれた部屋ってこんなもんなのでしょうか?

初めて入るのでよく解りませんけど。


 少し周りを観察してみたんですけど、この部屋に入るドアや入り口らしき

物が見当たらないんですよね。それに狭いですね。ベッドらしき物の周りの

直ぐ側が壁ですよ。

 何かおかしくないですか?

自分自身は、この部屋にどうやって入ったんでしょう?

そもそも、どうやってベッドをここに入れたんでしょう?


 天上は見えますが、蛍光灯や電球などの照明は有りませんけど、明るいです。

窓も無いんですよ。部屋全体が光っている?

え? 壁や天上、ベッドも・・・?


 最近の病院の部屋って、こんな最新技術で造られているんでしょうか?

え、え? 何、ここは・・・

この物語は創作です。

作者の空想・妄想の塊です。

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