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第12話 夫婦の会話

作品タイトルは適当です。懐かしい響きの題名にしてみました。

多分、内容と関係ないと思います。


「頼めば家に帰してくれるのか? 宇宙人にしては優しいんだな」


「はい、仕方がないですね。さっきの人も帰しましたし、あなたに駄目と

 言えば何で自分だけ、差別だ、と怒りそうですから、どうぞ」


物分りが良いのか、馬鹿にされているのか判断に苦しむが・・・

まぁ俺たちなんて、宇宙人から見たら原始人か虫けらみたいなもんか。

どうにでも出来るんだろうな。逆らう余地は無いってか・・・はぁ。


「そうですね。あなたは折角網で捕まえた魚を逃しますか?」


相変わらず、勝手に人の頭の中の考えを読みやがる・・・

気持ち悪いしプライバシーの侵害だぞ、コイツ。


「は? 魚? まぁ、折角罠で捉えた獲物を逃がすのは、普通はやらんな」


「あなたは矢張り話の分かる人ですね。さっきの人は色々と駄々をこねて、

 扱いが面倒だったのに」


「そうか、褒められてるのか何か知らないが、兎に角、ジェミーに別れを

 言わせろ」


「ジェミー? それは何でしょう?」


「俺の女房だ」


「女房? ジェミーではないんですか?」


「女房って言葉を知らないのか・・・妻だよ、妻。あぁ、それも解らんのか」


「妻。番の事ですね。了解しました。構いませんよ。それで納得して捕獲させて

 頂けるのでしたら」


”つがい”って、俺たち鳥じゃねーぞ! まぁ、宇宙人だからそういう概念で

捉えているのかもしれんな。

何にせよ、ジェミーに会って説明を・・・って、これ信じてもらえるのか?

俺、また地球、いや家に帰れるのか?


「すいません、わたしの使命は捕獲だけですので、依頼主の目的までは知りません。

 申し訳ないですが、答えられないです」


そうなのか・・・コイツは地球人のサンプルを捕獲する罠で、俺たちは何処か他の

星に連れて行かれて・・・人体実験か? まさか、食わねーよな?


「すいません、わたしはこの星の近所で製造されましたので、他の星の情報は持ち

 合わせておりません」


なるほどな、情報漏洩の事を考えれば、下っ端には何も教えないのが定石だな。

仮にコイツが軍にでも捕まった場合、本国の(いや、この場合は本星なのか?)

情報を聞き出そうとしても、知らなければ喋りようが無いんだし。


「着きました。どうぞ、降りて下さい」


え? もう降りたのか! いつの間に! さっき地球を見てただろう?

やべーな、宇宙人の技術は、あっという間に地上に戻れるのか?

いつ大気圏突入したんだ、全く揺れてないぞ?

あれ、窓が無い。


うぅ、眩しい!


は、え? ここ俺んちの庭じゃねーか! 俺が落としたバットがあるな。

あれ? さっきの真っ白の部屋は?

え! 意味が分からんぞ? 何だこりゃ! テレポート、転送装置か?


ん? ワァオ! こ、これが・・・捕獲機とか言っていた機械か?

う、浮かんでるな、真っ白なんだな。

さっきは、黒って言ってなかったか、自由に色を替えられるのか?

宇宙人の乗り物って、光るもんじゃないのか?

勝手に円盤だと思ってたんだが、完全な球体なんだな。

直径は・・・35フィートくらいか。


「あの、お荷物の用意と、ジェミー、つがいの人ですかね?

 挨拶をしてきて下さい」


あぁ、そうか、そうだったな、って何だ? 

直接、声が頭の中に、さっきの声が! 何だこれ?


「機械を入れましたので、わたしの言葉が聞こえると思考します。

 出来ましたら、お荷物の用意と挨拶をお早めにして頂けると有り難いのですけど」


おぉ、そうか、その機械ってのは、あのさっき身体中に入れた錠剤みたいな奴か。

死ぬほど痛かったぞ、クソったれ!

昔、ケーブルテレビで宇宙人の番組を観たことが有るが、頭とか身体にチップを

入れられた拉致被害者って、あれ本当のことだったんだ・・・

やべぇ、俺、やべぇよ。

そうだ、ジェミーを起こして事情を説明をしないと!



「ジェミー! ジェミー! 起きてくれ!」


「ぁあ、なぁに、どうしたの。また? あなたも好きねぇ、さっきあんなに・・・」


「何言ってんだよ、寝ぼけてないで起きてくれジェミー! 大事な話があるんだよ!」


「何ぃ、今度はあたしが上? もう、好きねぇ」


「いや、話があるって言ってるだろ、何を盛ってるんだよ! 違うってジェミー!」


「あの、お早めにと言いましたけど、繁殖行為を実行するのでしたら、少しの時間は

 お待ちしますので、遠慮なさらずにどうぞ」


おい、夫婦の会話を盗み聞きしてんじゃねーよ、球ころ! そうじゃねーよ!

勝手に聞くなよ! ぶっとばすぞ!


「そうですか? 少しの間でしたら聞くのも遠慮しますので、終わりましたら

 お声をかけて下さい、直ぐに参上いたしますので」


あの球ころ野郎、何を変に気を回してんだよ、違うって言ってんだろうが!

ジェミーに説明するって、ジェミー! っむ!


「えーっと、そろそろ・・・終わられました?」


「いや、まだなんもしてねーよ!んな早く出来るか!っむ!ジェミーが口を塞ぐから」


「何? こんな時間に起こしたのはあなたでしょ? さぁジミー、ジミー、ジミィ!」


いや、違うんだジェミー! 何だ、上に跨るなって! おい、パンツを、おいおいおい!

違うって! 違うけど、まぁ良いか、一回だけ・・・


「あ、すいません、今からでしたか、お邪魔しちゃって申し訳ないです」


良いから黙ってろよ、球ころ野郎! 勝手に聞いてんじゃねーよ!

ぶっとばすぞ!


この物語は創作です。

作者の空想・妄想の塊です。

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