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#38 無策

「敵艦隊さらに接近、距離三百万キロ! 接敵までおよそ一時間!」

 ついに、敵艦隊が現れた。到着するや否や、戦闘配備をせざるを得ないほどギリギリのタイミングでやつらはやってきた。

 しかしだ、普通、要塞攻略と言えばかなりの大艦隊で現れるものだ。少なくとも三個艦隊、三万隻以上というのがこれまでの定石だ。それが今回は、たったの一個艦隊である。異常と言えば異常だ。

 まさかとは思うが、何か策があるのだろうか? 数の上では我々はこの第二艦隊の一千隻が加わる分多勢ではあり、加えて要塞砲がある。だが、そんなことは敵だって承知のはずだ。

 それを承知の上でこの数で現れたということは、よほどの奇策があるのだろう。でなければ無謀すぎる。過去の実績では、このグレードの要塞がたった一個艦隊によって攻略されたことはない。

 そんな得体の知れない奇策を前に、どう対応すればいいんだ? まったく手が思い浮かばないぞ。やはり、鍵となるのはあの強襲艦隊か。とするとやつらは今ごろ、要塞に接近しつつあるはずだ。だが、今だ捕捉できていない。

 この状態で要塞砲の発射など、危うくて仕方がない。今回はさすがに偽装を施してはいないからな。前回と同じ作戦でやられたら、今度こそ本当におしまいだ。

「フリッツ、いえ旦那様! 此度の戦ももちろん、楽勝でございましょう!?」

 そんな僕の不安も知らないで、なぜか自信満々に語るカタリーナ。取り巻き三人もつられて、期待のまなざしで僕を見つめてくる。

「過去の歴史で、この要塞が高々一個艦隊に敗れたなどと言う記録はないよ。普通に考えれば、敗けるとはとても思えない」

「そうなのですね! やはり我が帝国の勝利は約束されたようなものだと!」

「いや、とはいってもここは戦場だ。何が起こるか分からない。それに備え、油断しないことも肝要だ」

 何やら浮かれまくっているカタリーナを前にこう語ったところで、もう本人は勝つ気満々である。だが、この不気味なまでの敵の侵攻を前に、僕自身はこれまで以上のプレッシャーを感じているところだ。しかしそんな僕の懸念などお構いなしに、この狭い艦橋内で浮かれている。

 が、そんなカタリーナに横槍を入れる者がいる。

「カタリーナ様。たしかに勝利は確実でございましょうが、将軍様は手綱を緩めるなと申しております。これは帝国の兵法においても同じではありませんか?」

 そう言い放ったのは、ガブリエーゼさんだ。ローゼンミュラー男爵家のお嬢様で、どちらかというと少し暗い感じの印象のご令嬢だ。

 極めて冷静な一言ではあるが、そんなことを取り巻きの立場で言っちゃっていいのか? カタリーナの目が鋭くなり、辺りは急にとげとげしい雰囲気へと変わる。その目を見たガブリエーゼさんは瞬時に顔色を失う。

「も、申し訳ございません。(わたくし)、男爵家の娘でありながら、カタリーナ様に意見するなど出過ぎたことをいたしました」

 そう返すガブリエーゼさんに、カタリーナはこう答える。

「いいえガブリエーゼ、あなたはごく常識的で当然のことを申したまでですわ。謝ることなどございません」

 意外な一言が、あの浮かれたカタリーナから飛び出した。さらにカタリーナは続ける。

「されど、手綱を締めてばかりではかえって委縮する兵もおりましょう。それが災いして、かえって力を出し切れぬ兵がいては本末転倒。手綱を締めるのが我が夫である将軍の役目ならば、(わたくし)はあえて非常識に振る舞い、委縮した兵の心ほぐすのが役目と心得ておりますわ」

 と言ってのけたカタリーナだが、つまりカタリーナは敢えて浮かれてみせたということか。なんだか、本心から浮かれていただけのような気もするんだけどなぁ。

 だが、別に僕は手綱を緩めたり引き締めたりしているつもりはない。そんな精神論よりも前に、立ちはだかる難題にどう対処すべきかで頭がいっぱいだ。

 すなわち、手の内がまったく見えない敵を前に、どう作戦を立てればいいというのか?


◇◇◇


 だめだ、ノーアイデアだ。まったくもって、どう攻めたらいいのか分からない。作戦案ももたないまま、私は戦場に到着してしまった。こんなことは、初めてだ。

 いや、今までもさして作戦案を検討もせずに到着したことはある。それは定石が通用した相手を前にした場合の話だ。今回は、これまでとは全く異なる戦場、しかもまったく違う戦い方を求められている。にもかかわらず、作戦案がない。

 エカチェリーナとの間が上手くいっていないことも影響しているんだろう。このところは、別居状態。エカチェリーナは作戦に支障をきたすからというのが理由であの宿舎を出て、尉官用の宿舎で暮らしていた。このことがかえって、作戦立案に支障をきたしている。

「スクリャロフ提督、要塞まであと一千キロです。そろそろ、作戦指示を」

 そんな私に、無情にも作戦の指示を出せという参謀がいる。ドルジエフ大佐としても、当然の役目としてそう進言したに過ぎないが、今の私にはその言葉がとても重い。

「まずはあの要塞の実力を知る必要がある。五百まで接近し、まずはこの要塞のもつレーダーの性能を……」

 私がそう言いかけたその時、異変が起こる。

「敵要塞表面に異変!」

 光学観測員から突然、声が上がる。

「異変とは何か!?」

「はっ! 複数の場所から突起物らしきものを探知!」

「突起物?」

「モニターに投影します!」

 観測員がすぐに、その映像をモニターに投影する。が、一瞬で私は自身の艦隊に降りかかる危機を察した。

「無線封鎖解除だ! 全艦、全速前進、全力即時退避!」

「はっ! 全力即時退避!」

 私は回避運動を命じる。その突起物とはすなわち、対艦砲だったからだ。直後、猛烈な数のビームが襲いかかる。ドルジエフ大佐の復唱ののち、電波管制を解除して全艦に私の命令が伝えられる。

 いわゆる十メートル口径の駆逐艦主砲クラスではない。せいぜい三、四メートルクラスの中型砲ではあるが、不意打ちには十分な威力を持っている武装だ。そんなものが、要塞表面に数千基は見える。

 これで、はっきりと分かったことがある。この要塞に取り付けられたレーダーは、千キロ以内の強襲艦ですらも捉える。それほどまでに高精度なレーダーがこの要塞には備え付けられているということだ。つまり我々は千キロ以内には近づくことができない。

 ということは、人型重機でも同様だろう。仮に百キロまで迫ることができたとしても、そこから先は以前にも経験したあの針山の対空機銃の出迎えを受けるはずだ。とても接近などおぼつかない。

 今にして思えば、最後の要塞戦の時に要塞砲を叩けなかったことが悔やまれる。あれが本当に最後のチャンスだった。この状況では、とても強襲艦隊による奇襲など不可能だ。

「〇〇一番艦から一〇〇番艦の重機隊に連絡。ハッチ開き、核融合弾を射出せよ、と」

「提督。人型重機は発進させないのですか?」

「どのみち今やれることは、レーダー圏外からの核融合弾発射しかできない。ならばわざわざ発進などせずとも、その場で射出させるほうが早い。目標は、敵要塞砲だ」

「はっ! では核融合弾による要塞砲への攻撃を開始します!」

 ドルジエフ大佐が私の命令を伝える。全体の五分の一の核融合弾を発射し、この要塞の防衛能力を測る。運が良ければ、あの要塞砲に当たる。当たれば儲けもの、それくらいの感覚で攻撃を指示する。

 もっとも、とても当たるとは思えない。おそらく、手前で撃墜される。実際に、過去の要塞戦でもそのような報告が残されているし、今の敵の探知能力から察するに、あれがすんなりと要塞表面まで辿り着くとは思えない。

 実際、発射された百隻の強襲艦にいる、全部で二千機の人型重機から発射された核融合弾は、距離八百まで迫ったところで全て破壊された。前回は人型重機の代わりにレールガン発射装置を搭載していたためまだ初速が速かったが、人型重機からの射出では弾の速度が遅く、それだけ撃墜しやすい。つまり、より接近しない限りは無駄弾に終わる。

 だが、強襲艦は一千キロ以内に接近できない。これほど遠くから発進させるのは、いくらなんでも危険すぎる。さすがに重機隊に全滅覚悟で突入せよとはいえない。予測の範囲内とはいえ、想像以上の要塞の堅固さに、私は閉口するしかない。

 が、落胆などしている場合ではない。

 早速、あのいつもの敵が、我々に攻撃を加えてきた。


◇◇◇


「要塞の指向性レーダー、強襲艦隊を探知!」

 突然、要塞が何かを探知したとの連絡が入る。いや、何かどころか、強襲艦隊だと断定している。

「なんだって、強襲艦隊を捉えたのか!?」

「艦影識別、強襲艦五百隻、要塞より距離一千の宙域にて、槍型陣形にて接近中とのことです」

 そんなことまで分かるのか。さすがは要塞だ、レーダー設備の精度が段違いだな。

「データリンクで、敵艦隊位置を全艦に伝達。攻撃を開始する。全艦、攻撃準備」

「はっ! 全艦に攻撃準備を伝達します!」

 ヒンメル中佐が、ぼくの命を第二遠征艦隊全艦に伝達する。その間にもあの強襲艦隊は接近を続けている。が、要塞から中型砲による攻撃を受けた途端、退避運動に入るのが分かる。

「全艦、攻撃準備完了!」

「よし、今度こそ仕留める。全艦、砲撃開始!」

「砲撃開始、撃ちーかた始め!」

 僕の号令と同時に、この旗艦の艦長も攻撃開始を命じる。キィーンという充填音が、この艦橋内に響き渡る。

 僕はちらっとカタリーナの方を見る。さすがに前回、砲撃戦を経験しているから、この音が意味するところを既に心得ている。それは取り巻きの三人も同じだ。

 その四人が覚悟を決めたかどうかのタイミングで、遂に砲撃が開始される。ガガーンという雷鳴音に似た砲撃音が轟く。

 僕は陣形図に目をやりつつ、カタリーナを見る。口元をあの扇子で覆い隠したまま、じっとモニターを見据えている。他の三人はといえば、カタリーナほどではないものの、なんとかこの砲撃音の恐怖に耐えている。

 初めてではないから、少しは慣れたようだ。それを見た僕は、戦闘に集中する。

「敵艦隊は!?」

「はっ! 全速で要塞より離脱を開始した模様!」

「追撃戦だ、絶対に逃すな!」

 いくらステルス性の高い強襲艦隊とはいえ、無防備に要塞へ接近するなど言語道断だ。この間までの要塞とはわけが違う。僅かな艦影すらも捉える指向性レーダーを密に配置し、さらには艦艇や航空機、人型重機すらも見逃さない対空機銃が多数、備えられている。そんなところへ隠密に接近しようとしても、捉えられてしまう。

「要塞より連絡。敵艦隊から発射された二千発の実体弾を迎撃、これを消滅したとのことです」

「実体弾とは、つまり核融合弾のことか?」

「おそらくは」

 やはり離脱時点で攻撃を行なっていたようだな。が、それらは全て捕捉、迎撃済みだとの報告を受ける。二千発ということは、おそらくは全兵装の五分の一での攻撃ということになる。もちろん、当たればそれでも要塞砲を破壊できるだけの威力は持っているが、そんなものがこの要塞に当たるわけがない。

 この時点で僕は、何か違和感のようなものを感じ始める。

「全艦、停止! 追撃やめ!」

 その違和感ゆえに僕は、追撃戦の停止を命じる。

「提督、なぜ停止を?」

「いや、おかしい。あまりにも予測通りの動きしかない。何か罠というか、そういう類いの存在を感じないか?」

 僕はその違和感を、僕なりの言葉でヒンメル中佐に伝える。

「いえ、感じません。仮に要塞に接近する何かがあったとして、それはたとえ小型の核融合弾であったとしても捉えることができます」

「いや、それはそうだが、敵だって無策に接近戦など挑むはずがない。あの強襲艦の動きも、何か策があってのことだ。その前提で行動すべきだと僕は思う」

「はっ。で、具体的にはどのような行動を?」

「この要塞から離れない。何かが起きても対処可能なように備える。今回の我々の任務は、要塞防衛だ。強襲艦隊の撃滅ではない」

「はっ、承知しました。では全艦に追撃中止の命令を伝えます」

 いつもの僕にしては少し、消極的すぎる気はする。が、仕方あるまい。今回ばかりは敵の手の内がまったく見えないのだ。この状態で要塞を放置し、離れるわけにはいかないだろう。今までの経験から、やつらは絶対に何か仕掛けてくるはずだ。

 そう考えなければ、今までの戦いとの整合性が取れない。これまで艦隊戦にせよ要塞戦にせよ、何か不意をつく秘策を持って奴らは戦場に現れた。今回のあの強襲艦隊の動きは、明らかにお粗末だ。が、それが我々の油断を誘うための陽動だとも考えられる。

 奴らにはまだ推定で八千発の核融合弾が残っている。それを要塞砲に叩き込むための秘策があるのかもしれない。敵の意図が未だに読めないが、ここはそう考えるしかないだろう。これほどわけの分からない戦いは初めてだ。

 やがて、敵の強襲艦隊は射程外に逃れて、我々も砲撃を停止する。あのまま追いかけていれば、あるいは多大な損害を与えられたかもしれないが、今回ばかりはその誘いに乗るわけにはいかないと判断し、消極的な艦隊行動を取らざるを得なかった。

 で、束の間ではあるが、砲撃がやみ、艦橋は静けさを取り戻す。僕は、カタリーナの方を再び見る。

 カタリーナの様子が、何かおかしい。顔を扇子で覆ったまま、動こうとしない。この間の時は砲撃戦の間ずっとしがみついてきたが、今回は耐え続けた。なのになぜか、砲撃が終わってからも動こうとしない。

「あの、カタリーナ……どうしたの?」

 僕が声をかけるも、肩を震わせたまま扇子で顔を隠し、こちらを見ようともしない。

 妙だな。何かあったな。僕はそう思うも、何が起きているのかまでは把握できていない。まるで今回の敵の動きのようだな。

 が、それを見た魔王が、こんなことを呟く。

「うむ、そうか、あれじゃな」

 なにやら意味深なことをのたまう魔王だが、僕にはさっぱり理解できていない。

「あの、あれとは一体……」

 僕が魔王に尋ねようとするが、そこでようやくカタリーナが口を開く。

「ふ、フリッツ……」

 しずしずと、扇子からその顔を覗かせるカタリーナ。今にも泣きそうな顔で、こっちを見つめている。

 そして、絞り出すようにこう僕に告げる。

「も、漏らして……しまいました……」

 それを聞いた僕は、ようやくカタリーナに起こっていることを察する。

「あの、魔王様。すいませんが、カタリーナを……」

「おう、分かっておる」

 こうなったら、こいつに任せるしかない。炭のように黒い顔で頷きつつ、意地悪そうに体と尻尾を震わせながら、カタリーナの手を引いてふわふわと艦橋を出ていく。その様子を、不可解な顔で見送る取り巻きの三人。

「あの……将軍様、魔王様とカタリーナ様はいずこへ?」

 ルイーゼさんが僕に尋ねる。が、正直に答えるわけにはいかない。そこで僕は、苦し紛れにこう答えておいた。

「カタリーナは、敵の気迫を感じて全身汗だくになってしまったようなので、身を清めにいったよ」

「おお、なんと。あの状況で敵の気配を感じておられたのですか!」

 自分でもかなり苦しい言い訳だと思ったが、それであの取り巻きらは納得してくれた。もっとも、流れたのは汗ではなく、別のものなんだけどな。

 で、カタリーナが立っていた場所に光るものを確認した僕は、そこにさりげなくティッシュを落として、皆に気づかれないように足で拭っておいたのは、いうまでもない。


◇◇◇


「敵が、追撃してこない?」

「はっ! 要塞付近から動こうとしません!」

 どういうわけか、やつらは我々を追ってこない。我々としては助かったが、一方でそれは不気味でもある。

「まさか、あれは敵の策ではないだろうな?」

 今まで、我々を捕捉して追いかけてこなかったなどということはない。追撃戦参加のために離れたことが一度、あるくらいだ。

 当然、奴らは追いかけてくる。そう思って全力で逃げたというのに、まったくもって拍子抜けだ。

「まさかとは思いますが、敵は我々を引きつけようとしているのではありませんか?」

 ドルジエフ大佐が、私にそう進言する。

「では大佐、なにゆえ我々を引きつけようとしていると?」

「それは分かりません。が、あの行動は明らかに我々を要塞に誘い込もうとしているとしか考えられません」

「うーん……」

 予想以上に慎重すぎる敵の動きに、我々はむしろ戸惑うしかない。執拗な追撃にはいつも肝を冷やされるが、追撃されないのも気味が悪い。やつらの行動には何か策謀めいたものを感じる。

「困ったものだ。どう動けばいいのか」

 私は思わずそう呟く。指揮官にはあるまじきセリフを、うっかり漏らしてしまった。私は、ハッとして周りを見る。

 艦長をはじめ、ここにいる乗員の多くが私の方を不安げな表情で見ている。この作戦の無謀さは、すでに皆が知るところではある。その上で、指揮官が弱音めいたことを口にすれば、それまで抑えていた負の感情を隠しきれなくなる。

 これはまずいな。私は瞬時にそう察した。このままでは、作戦行動どころではない。何か、策を思い付かねば。

「せめて核融合弾にもレールガン発射設備か、もしくは艦艇並みの加速が可能な強力な推進装置でも搭載されていたなら、我々は攻撃手段を得るのですが」

 ドルジエフ大佐がそう呟く。確かにその通りだ。せめてあの核融合弾を加速する手段があれば……

 いや、待てよ。よく考えてみればたった一つ、その手段がある。

「ドルジエフ大佐!」

「はっ!」

「貴官に問うが、もしこの強襲艦が最大戦速で加速し、その状態で核融合弾を放てばどうなるか?」

「それは当然、慣性の法則に従って……あ!」

 どうやらドルジエフ大佐も気づいたようだ。こんな簡単な方法に、どうして今まで気づかなかったのだろうか?

「となれば、我が艦隊は全速で要塞に接近、一千キロ手前で核融合弾を放出、要塞砲にたたきつける」

「はっ!」

「よし、転舵反転、全速で要塞砲攻撃に向かうぞ!」

 私は土壇場で作戦を思いついた。やはり、現場でなければこの手の手段は思いつくことができない。やつらに我々のすべての攻撃手段をぶつけてやろう。私はそう考え、実行に移す。

 強襲艦隊五百隻は、再び要塞へと突入を開始する。

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