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プロローグ
見知らぬ風景、街並み。
昔の日本のような木造家屋もあるが、どこかで見た西洋ファンタジー小説の街並みのようにもみえる。
何の因果があったかはわからないが俺は異世界転生というやつをしてしまったのだろうか。
しかしこの世界に来た時から特に違和感もなくこのルテンというらしい街をのんびりと歩いている。
武器や服装も一目で冒険者とわかるようなもので、行き交う異種族や見たことのない食べ物や衣服を売っている露店を見ても特に驚きもせず、天気の良い昼下がりといった平穏な日常を過ごしているようだ。
さて、これからどうするか。まずは情報収集のためにどこかに行こうか。
「運命選択」