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プロローグ【ナニカを求めて】

 初めての投稿です!

楽しんで読んでいただけたら幸いです!

 

  最近は感じなくなっていた、知らないものを知った時の、面白い本にワクワクし心躍った時の、初めてゲームをした時の、小さいの頃に感じたあの高揚感、そんな何かを求めていた。

 

 __その年の初め、とあるゲームが発売された。

 《アスナシス・エクシス ~永遠に〜》


 発売され噂になるとすぐに売り切れてしまい、購入することができたアスナシス・エクシス通称、《アス・エク》をプレイした人によると、その完成度はほかのVRMMOの数歩先にあると言う。

 プレイした人たちの話は拡散され世間でも注目されていく、そしてそのゲーム《アス・エク》の話が俺、如月綾人きさらぎあやとの耳にも入ってきた。

 「まるでリアルの様」 「ヤバい。」 「これ作った人、頭おかしい(いい意味で)w」 「これこそ、神ゲー。」 「作り込みが半端じゃない。」 「これをやる為に生まれたのDaaaaaaa!!!」 「NPCが生きてる‥.」などなど、今まで発売されていたものをひっくり返すようなものだった。これまでも様々な有名企業からVRMMORPGが発売されてきたがその悉くを凌駕し、自由度が半端ないと言う、永遠を謳うこのゲームでならもしかしたら自分が求めていたあの気持ちを思い出させてくれるかもしれない!やってみたい!と思ったが、入荷された端から完売するので手に入れる事はできなかった...。






 



それから半年ほど経ち、手に入れることができず諦めかけていたそのとき...






…ついに手に入れた。









(やばいやばいやばい....っ!)


 正直買えたのは偶然だ、もしかしたら買えるかもと思ってネット注文見てたら、たまたま《アス・エク》残り一点という文字が見えて、もう今まで生きていた中で1番だと言っても過言ではない速さでポチったらそこには、購入完了の文字が。(不定期に、突然入荷されることがあるって聞いてたけど、マジだったんだ、届くのは...明日かぁ、楽しみだなぁ)

 その後も、テンションがあがってジタバタしてたら、隣の部屋の妹の綾音あやねに、「お兄、うるさい!」と、怒られたので大人しく布団に入った。家は女性陣が強いのだ。すんません。布団に入ってからも《アス・エク》のことが頭から離れなかった。




次の日


 「ヤバいな、楽しみすぎて全然寝れなかった!」

 今日まで学校なので休むわけにはいかない。そして、明日からは休みだ。休日は《アス・エク》三昧だ!と気合を入れて登校していたところで「おはよ、綾人あやと」と、後ろから親友の秋先智樹あきさきもときに声を掛けられた。コイツとは小学校からの仲で、親も仲が良いので何かと一緒に行動している。

 「おう!おはよう!」と返すと、「お、おう、元気いいな、なんかいい事でものか?」と苦笑いで聞き返してきた、俺は得意げに《アス・エク》を遂に手に入れた事と、どうやって手に入れたかを話した。

 「はぁ?マジかよ!」 「おうおう!マジマジ!」いい反応で嬉しくなる。

「今日届くんだ、帰ったらさっそくやるぜ。智樹も手に入れたら一緒にやろうな!」 「お前、嫌味か?」などと2人で話しながら歩いていくと、あっという間に学校に着いた。


 その日は、寝不足のせいで寝てたり《アス・エク》のことしか頭に入ってなかったので、授業や、誰かに話しかけられても殆ど上の空で、内容が全然頭に入ってこなかった。

 

学校が終わった瞬間脳が覚醒する!

 いつも一緒に帰っている智樹には朝のうちに「先に帰る、すまんな!」と伝えていたので急いで帰宅した。






「ただいまぁーー!」 「おかえりなさい」

 家に帰ってから玄関の前に置いてある、目的の箱を見つけるとすぐさま二階の自分の部屋に運ぶ。

「いよいよ、《アス・エク》が出来るんだ。」そう意気込んで開封していった。

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