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母強し

俺の名前は山吹武道、両親に名前をつけられあれから4年も経ち、少しずつ世の中の事がわかってきた。この世界には超能力が溢れており俺の母さんもオヤジも超能力者らしい、超能力者は皆がそれぞれの能力を持っており、母さんは傷を癒す能力を持っており、オヤジは身体を鉄に変える事が出来るらしい。俺も超能力が有ると思って色々試しにやってるが全然駄目だ!発動しない。何故発動しないか何となくだが俺の命が危険にさらされないと発動しないと思う。


「何度か危ない時に未来が見えたから、やっぱり危ない時じゃあないと見れないだろうな、ハァ~ため息が出るよ」だがそれがどうした!俺はこの力で何が何でもこの世界で生きてくんだ!意気込んでいると後ろから「武道、買い物に行くわよ」と母さんが言ってきたので

「は~い今行きま~す」と返事をした、玄関まで行くと玄関には俺の母さんが居た、母さんの見ためは肩まで長く綺麗な黒髪で顔は童顔で実年齢よりも若く見える自慢の母さんだ。


「さぁ~一緒に行きましょうね~」と優しく母さんが言ってきた母さんの手を掴む自分、これが非常に恥ずかしい、何せ自分は転生したとは言え20代の大人だ。前世の記憶はないが何となく20代だと思うから、まぁこの話は置いて話しを戻しますが今から行く所はこの町で一番大きいデパートだ色々な商品が並んでおり映画館も有る場所だ、迷子にならないように気をつけて行かないといけないな。


デパートに着いたのはいいが相変わらず人が多すぎる、俺は母さんに引かれ歩いているが目の前に黒いコートにサングラスを着けてる男が居た、その人を見てると急に頭の中に画面が浮かんできた、その光景には血まみれに倒れてる人々。倒れてる母さん、母さんの手を繋いで死んでる自分が居た


「なんだよこれ、一体何が起きたんだよ!」と慌てる俺に母さんは、「どうしたの武道?」と聞いて来る母さん、俺は「母さん!ここは危ない!早くにげるんだ!」と叫ぶが母さんは「どうしたの急に大声をあげて?」叫ぶ俺の姿に他の人もどうしたんだ?という顔している。そしたらまた急に頭の中に画面が浮かんできた、その光景には先ほどの黒コートの男が急に笑い出して能力を発動して周りに攻撃していた、男の周りから風が巻き起こり、風に触れた人は全身を切り裂かれ絶命してる光景だった。焦った俺は「皆逃げろ!」と叫ぶが誰も逃げない!


叫んでる俺の姿に黒コートの男が急に真顔になり、そこからまた急に笑い初め周りの人もなんだ?という顔をしているが黒コートの男が手を上にあげて「ショータイムだ!」と叫び黒コートの男の周りから風が巻き起こり、周りの人々は風に切り裂かれ絶命していた。周りが叫び声をあげて逃げ惑い、黒コートの男は笑いながら人を殺しているそんな光景に驚きながらも母さん俺を抱きしめ走り出した。


「大丈夫よ!大丈夫よ!」と叫びながら俺を抱きしめてくれる母さんだか、その肩は大きく切り裂かれていた。俺を庇い怪我をしてしまったようだ。柱の後ろに周り俺を下ろして「大丈夫、あなたは私が守るから」と言い、今だに殺し続ける男に向かって男の前に立ち塞がった


「なんだぁ~さっきまで逃げていた奴が今度は俺の前に来て、命乞いかぁ~」と言っているが母さんは男を強く睨み付け普段の姿とは思わせない雰囲気を漂わせる。


「あなたが何でこんな事をするか、私には理解出来ません!けど子どもを傷つけるなら私はあなたを許さない!」と普段の母さんとは違い、その姿は偉大なる母の姿だった。母さんは拳を作り構えをとる、その姿に黒コートの男は笑みを浮かべ同じく拳を作り構えをとる、その姿に俺は不安な気持ちで眺めてるしかなかった。


すると母さんは勢いよく地面を蹴り、一瞬で男の前に迫り男の顔をに思い切りパンチを食らわし、男がよろめきながらも母さんの腹にキックを食らわす、母さんの頭を掴み何度も地面に叩きつけ、頭を掴み柱に向かって投げ飛ばし、柱を壊しながら店の中に突っ込んでしまった。その姿に俺は情けなくも震えが止まらず、すぐにも母さんの所に行かなくてはいけないのに、足が言うことを聞いてくれない。黒コートの男は俺の姿に気づいて近寄って来るが俺は逃げることが出来なかった。


すると風を切るような音ともに母さんが黒コートの男の顔に向かってキックをかまし、其処からさらに連続でキックをかまし、黒コートの男がよろめいた所に首に向かって思い切り蹴りを食らわした。さすがの男も「ゴホッ」と言い柱を壊しながら店の中に突っ込んで行った。俺は母さんに近づいて行くと母さんから煙が吹き出し身体を修復していった「母さん……それ」母さんはこちらに顔を向け、黒コートの男とは違い慈愛を含んだ笑みでこちらを見てくれる。「大丈夫よ、身体が修復されてるだけだから」と言いこちらに近寄って抱きしめてくれた。

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