表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

穴場



 俺の友達は女にだらしない奴だ。だが一度も女関係でトラブルを起こしたところを見たことが無い。


 「お前さぁそんなに女を取っかえ引っかえしてたらいつか刺されるぞ?」


 「ああ、面倒事になりそうな時は、別れるときの穴場スポットで上手いことやってるから大丈夫だろ」


 「なんだよその穴場スポット!縁起悪ぃな!?」


 いい場所見つけたぜと笑いながら返事をしてきたのでちょっとイタズラを思いついた。


 「そういえば、知り合いの友達がお前捜してるっぽいぞ?」


 「……ハァ?何で俺を探してんだよ」


 「いや、確定じゃ無いんだか、特徴聞いたらお前かなってな。妹の件だってよ」


 「ふーん?でそいつに俺のこともう言ったのか?」


 「まだ言ってねぇよ。何?焦ったか?遂にお前も女性関係のトラブルを引き起こすことになったかと、先に教えといてやろうと思ってな」


 「おお、そうか!助かったよ。じゃあお礼にお前にも穴場スポット教えてやるよ」


 「いや、いらねーし!?そんな情報!」


 「まぁまぁ話の種くらいにはなるだろ?俺も色々準備しないといけなくなったし今夜迎えに行くよ。じゃあな」


 足早に去って行ったせいで、あいつに冗談だと明かすタイミングを逃したが、まぁあいつの言う通り話の種にはなるだろうし行ってその時にネタばらしすれば良いだろう。これであいつの女癖の悪さが少しでも良くなるといいんだがなぁ。

 

ゾワゾワっとするホラーの時期でも無いかと言うことで今年はこれで最後!気が向いたら来年も書きます。








ネタバレ








友達は後腐れ無いように、面倒な女性は穴場スポットでうまく殺っている。そしてそこに俺を連れて行く理由は……と言う話です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ