表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
198/318

163話 同盟会議・ダグレスト嫌疑編

総PVが120万になりました!

ありがとうございます!


「どうにかなったな」




「代わりに、私の睡眠時間は半分以下になりましたけどね!」




 同盟会議当日、首脳陣を迎える為、警備にあたっている者以外の全員がお出迎えに出ている。


 後はゲートを繋げて、こちらへ来てもらうだけになっているのだが、一番苦労した会場探しは、結局のところ、我が屋敷の高級応接室を改造する事になった。


 時間と人材を考えると、下手な物件よりも我が屋敷の方が安全とわかったからだ。


 そこからは怒涛の勢いで物事が進み、警備体制、メイドと執事の選抜、配膳の順番を1日で決めた。




 そして、結構悩んだのが食事である。


 ぶっちゃけた話、前世のお偉いさんが会食した時にどんな物を食べていたとか全く知らんのだ。


 だからと言う訳ではないが、ブラガスからも注意をされていた。




『お館様考案の料理はどれも美味しいですが、今回は首脳陣が集まります。見栄えなども考慮しないと、盟主としての品位を疑われますよ』




『とは言ってもなぁ……。盛り付けは我が家の料理人に一存じゃダメなのか?』




『出される料理次第なのではないでしょうか』




『暫く煮詰めるか』




『では、急ぎの決裁だけ処理して下さい。時間はなるべく作りますので』




 と言うやり取りの後、ブラガスは徹底的に時間を作ってくれた。


 代わりに、ブラガスの睡眠時間が半分以上減ったと言う訳だ。


 ブラガスの頑張りによって、試作の時間が確保できたので、料理人と共にギリギリまで試行錯誤した後、ブラガス以下数名に試食をして貰い、どうにかとなった感じである。




「試作料理も大量でしたからね。おかげで、少し太りました」




「全部終わったら、訓練も兼ねて運動だな」




「その前に休暇を下さい。2日は寝て過ごしますから」




「わかった」




 そして、会話が終わると同時に時間となったのでゲートを繋げる。


 繋げた先は、ランシェスを除く同盟国家で、指示のあった場所。


 ランシェス王は馬車でこちらへ向かうと言われたので、もうすぐ到着するだろう。


 ゲートが安定すると、各国首脳陣が姿を現す。


 そして、今日この日に同盟会議をした理由の人物たちも、ゲートを抜けて姿を見せる。




「只今戻りました」




「おかえり、ミリア」




 その後も、次々と婚約者達が姿を見せて、お互いに挨拶を交わす。


 そう、これがもう一つの理由であり事情である。


 わざわざ強行日程にしたのは、婚約者達の帰宅日と合わせたかったからだ。


 え?公私混同?失礼な!効率を重視したと言って貰いたい。


 首脳陣も文句を言ってお説教もしたけど、理由を説明したら頷いて了承したのだから。




「よう。ランシェスの坊主はまだなのか?」




 婚約者全員が挨拶を終えると同時に、フェリック皇王が声を掛けてきた。


 フェリック皇王、意外にも空気を読める人物らしい。


 リーゼから聞いた限りだと、唯我独尊って感じだったからなぁ。




「間も無く到着されると思いますよ。連絡してみますか?」




「いや、気にすんな。それよりも……だ」




 皇王は傭兵王を横目で少し見た後、リュールへと目を向ける。


 リュールを数秒見た後、こちらへと向き直って睨んできた。


 その目は『また増やしてんじゃねーか!』と言っているようにも見える。




「また増えてんじゃねーか。お前さん、身体が持つのかい?」




 目だけでなく、実際に言いやがった、この皇王。


 何となくリーゼの言っていることがわかった気がする。


 皇王は空気が読めないと言うより、気に入った相手には率直に言う性格っぽい。


 それが空気を読めないと思われている様だ。


 だって、皇王の横にいるリーゼが、思いっきり皇王の腕を抓っていたから……。


 まぁ、下世話だし、余計なお世話だよね。




「皇王陛下、そこは私事(プライベート)な件なので」




「あー、悪かった」




 皇王は素直に謝ってきた。


 リーゼに抓られた腕の痛みに耐えながら。


 周りは笑いを堪えてるな。


 皇王に非があるのだから、甘んじて受け入れてもらうしかないが。




「立ち話も何ですし、会議場へと移りましょうか。奥方達は、別室にて部屋をご用意してありますが、どうされますか?」




 と、聞いたところで、玄関の扉が開き、ランシェス御一行が到着した。


 婚約者4人を連れて。


 どうやら陛下は、わざわざリア、ティア、シアを迎えに行ってくれたらしい。


 リアとシアはきっと緊張しただろうな。




「余らが最後か。皆の衆、待たせたようだな」




「いえいえ、今しがた着いた所ですから。積もる話は、移動してからに致しましょう」




 陛下の言葉に、教皇が代表して返答した。


 ほとんどの国が神聖国の宗教を国教としているので、間違いではないのかな?


 この辺りは良くわかって無いんだよなぁ……。




「神聖騎士様、申し訳ありませんが、ご案内をお願いしても?」




「ああ、申し訳ない。それで、奥方達はどうされますか?」




「同席致しましょうか。問題は無いのでしょう?」




「大丈夫です」




 こうして、会議場に現同盟国の首脳陣とその妻と婚約者達が一堂に会する事となった。


 会議に参加する国は同盟に参加した順に、ランシェス王国、セフィッド神聖国、オーディール竜王国、レラフォード神樹国、ガズディア帝国、フェリック皇国に加え、新たに加わったイジェネスト傭兵国となる。


 こうしてみると壮観だが、正妻も会議に参加したら、親睦会にしか見えないのは何故だろうな?


 客観的に見たら、気持ちが分かって貰えると思うんだが……。




 全員が席に着くのだが、婚約者数名は今回、座る場所が少しだけ変わる。


 正確に言えば、今回だけ変わると言った感じだ。


 次回以降は、完全にクロノアス家側になる。


 今回、自国の席に座っている婚約者は、ランシェスにリリィ、セフィッドにミリア、オーディールにラナ、ガズディアにミナ、フェリックにリーゼ、イジェネストにリュールである。


 レラフォード側にイーファ達が座らないのは、あくまでも亡命者であったと周知させる為であろう。


 亜人達に祖国復興の野心は無いと思わせる為なのは明白であった。


 残る婚約者達はクロノアス家側に座っている。


 ただ、傭兵国の配置には疑問が残るんだよなぁ……。




「皆様方、お席に着かれた様なので、同盟会議を開催いたします」




 ブラガスの宣言により、同盟会議が始まった。


 ただ、どうしてもリュールの立ち位置が気になるので、先に傭兵王に聞いておくことにする。




「傭兵王、リュールはどういった立ち位置で、傭兵国側に席を取っているのですか?」




「理由は幾つかあるが、最も足る理由は、総合本部ギルドマスターから、色々と話を聞いているからだな。代理とでも思ってくれたら良い」




「わかりました」




 幾つか……ね。


 話したくないのか、話せないのか、大したことない理由なのかは知らないが、総合ギルマスの代理と言う立場が一番大きいのだろうな。


 この場で嘘を吐いたら、信用を失うだろうし。


 そうでなくても新参国なのだから、嘘を吐いたら直ぐに信用を失って疑われる道にまっしぐらだもんな。




「盟主様からの質問でしたが、他にないでしょうか? なければ、次に移りたいと思います」




 ブラガスの言葉に、各国から手が上がる。


 質疑応答に対する順番は、同盟参加順となっているので、ランシェスが一番に質問を投げかけれる。


 質疑応答が終わると、進行役が再度聞き、また挙手、と言った流れで行っている。


 効率は悪いが、混乱も遺恨も残らないやり方を模索した結果、この様な方法しか思いつかなかったのが事実だけどな。




「では、ランシェス王様、質問をどうぞ」




「うむ。幾つかの理由についてだが、話しても問題無い内容なのかを聞きたい」




「問題は無いな。傭兵国独自の理由であるしな」




「では、聞かせてもらいたい」




 陛下の言葉に応える傭兵王だが、本当に傭兵国独自と傭兵王自身の理由であった。


 その理由だが、リュールの実家は爵位授与の話が上がるほどの傭兵団であり、傭兵国で1,2位を争う傭兵団である事。


 故に、傭兵王の補助的な役割を頼んでいるのが一つ。


 次に、リュール自身も傭兵と冒険者で名を挙げているので、ある程度の内情を掴ませたいと言うのが二つ目。


 三つ目は、先ほど言ったギルマスの代理。


 そして四つ目なのだが、この理由には全員が納得と言うか、従わざるをえなかった。




「最後だが、ギルマスからの伝言をシャリュール嬢は聞いている。報告書とは別の、ギルマスの見解と勘の話だ」




「それは、興味深くはあるな」




「勘はともかく、見解か……」




「そうであれば、納得ですね」




「こちらもです」




「こっちとしてはありがてぇな」




 陛下に始まり、皇帝、教皇、代表、皇王は納得した模様。


 ただ、竜王国王は黙して語らず……何か引っかかる所でもあったか?




「失礼。傭兵王に聞きたいのだが、報告書には見解などの報告は書かれていないのか?」




「その話だが、見解とは言ったが、勘とギルマスの経験則の予想になる。城に上げる報告書とは、また違った物になる」




 傭兵王の言葉に、竜王国王は吟味した後、静かに頷く。


 他の王達も竜王国王に対して頷く。


 それを見たブラガスは、再度質問は無いかと尋ねるが、誰も手は挙げなかった。


 そして、次の議題に移る。




「では、こちらから出させてもらおう。さっきも話題に上がったが、例の国に対する話だ」




 例の国……ダグレスト王国か。




(総合本部のギルドが本腰を入れて調査すると言っていたが、こんなに早く調査が終わったのだろうか?)




 そんな事を考えていると、纏められた紙の束が手渡された。


 数枚の紙を束ねているだけだったが、各国の反応は悪い。


 その反応を見てから、俺も紙の束に目を通し……反応が悪い理由を察した。




「現段階において、疑わしき事は無し。引き続き調査を続行……か」




「これは事実なのか?」




「皇帝、俺が鵜呑みにするとでも?」




「傭兵王、どういう意味だ?」




「ランシェス王、そいつは表向きの調査報告書だ」




「なるほど、裏の報告書が二枚目ですか」




「竜王国王は話が分かるな。だが、問題はそこらなんだよなぁ」




「ギルマスは洗脳されている可能性があり。また、ダグレスト王の生存を確認するも、本人の意思で行われているのかは疑問が残る……か。その後はどうなんだ?」




「その報告をした奴なんだが……その後、連絡が途絶えている……と言えば、わかってもらえるか? 皇王」




 全員が話し合いを行う中、俺はある一点を気にしていた。


 正確にはあり得るのか?ではあるが。




『リエル』




『何でしょうか?』




『魔法やスキルに、洗脳できるものはあるか?』




『闇魔法の中に、催眠関係の魔法ならあります。ただ、王宮クラスになると、洗脳に近い威力にはなりますが』




『条件付きで無くはないのか。……過去の人物で、その領域に至った人物はいるのか?』




『いません。そもそも、闇魔法の適性は稀有ですし、稀有な割に使いどころが難しい属性ですから』




『だよなぁ……。俺も名前の付いた闇魔法なんかほぼ使わねぇし』




『使っても、バインド系か攻撃系が多いですからね。後は能力弱体系でしょうか?』




 思考超加速を併用しながらリエルと話すが、決定的な回答は得られなかった。


 ただ、俺もリエルも意図的に出さなかったものが一つだけある。


 それが、神喰の欠片。


 神喰の欠片が作用した場合、どのような反応や結果を残すのかが全くの未知数だったからだ。


 RE・コードにすら記録が無い以上、明確な答えが出ないのだから仕方ない。


 リエルとの会話を終え、会議へと意識を戻すが、各国首脳陣は頭を抱えている状況だった。


 まぁ、無理も無いか……。




「とりあえず、魔法に関して説明できることがあるのだが、良いだろうか?」




 俺の言葉に、全員が顔をこちらへと向け、全員が見合ってから頷き、俺の言葉を待つ形となった。


 待つ事になったのは、何処まで説明するか悩んでいたからだが、魔法関係だし構わないかな?と楽観視して話して、めっちゃ怒られた。


 解せぬ……。




「まず、先ほど傭兵王が言った『連絡が途絶えている』と、報告書に合った『洗脳されている可能性』についてですが……」




「魔法で再現可能だと?」




「その通りですが、幾つか条件付きがあります」




「詳しく聞こう」




「わかりました」




 陛下が代表して話してくれたので、こちらも少し気が楽だな。


 とは言え、陛下は別として、他に信じて貰えるかは微妙ではあるが……。




「先に結論から言うと、闇魔法で再現が可能です。ですが、使用者と標的のどちら共に条件があります」




「その条件とは?」




「使用者についてですが、最低でも闇魔法の上級以上の使い手になります。但し、成功率を考えると超級以上が望ましいでしょう。後、超級以上の闇魔法でも、洗脳ではなく催眠となります」




「つまりあれか? 自分の意思とは無関係だと?」




「皇王陛下の仰る通りですが、催眠に関しては、対象者への条件があります」




「それはどのような?」




 ヴァルケノズさんが対象者への条件付けに関して聞いて来たので、明確な答えを話す。




「対象者が心を許している相手、若しくは疑いを持たない相手ですね」




「……おい、ちょっと待て。そうなると、犯人が絞られるんじゃねぇか?」




 傭兵王の言う通り、催眠魔法なら容疑者は絞り込める。


 ダグレストのギルマスが、洗脳されている可能性を催眠されている可能性に置き換えれば、ギルマスが疑いを持ちにくい相手で、多少なら心を許せる相手と言う事になるからだ。


 だが、その上がある事を話すと、全員がため息を吐いた。




「そして、この先ですが、王級以上になると催眠から洗脳に近い魔法へと変質します」




「……その洗脳魔法に近い魔法になった場合の、対象者への条件はあるのか?」




 皇帝の質問に無いと答えを出す。


 その答えにざわつく会場。


 しかし、ざわつくのも当然であろう。


 条件が無い以上、何時、何処で、誰に洗脳されるか分かった物ではないのだから。


 効果範囲も不明では、猶更ざわついても仕方ないと思う。


 なので、首脳陣の心労を少しだけ和らげることにした。




「先程、条件は無いと言いましたが、常識的に考えて広範囲魔法ではないはずです」




「その証拠は?」




「全員、洗脳されてませんから」




「何故、そう言い切れる?」




 陛下が代表して話しているが、全員の考えは同じだろう。


 ならば、その証拠を出せば良いだけだな。




「【ステータス】で確認できますから。気になるなら、随伴者に確認して頂くのが良いかと」




 この言葉に、全員が随伴者か伴侶である王妃様に確認をして貰っていた。


 ついでに、王妃様達も確認をして貰っていたが、全員が白であった。




「まぁ、確認しなくても、俺なら一発で分かるんですけどね」




 最後にちょっとだけ爆弾を落としたら、陛下にめっちゃ怒られた。


 因みに一つだけ補足しておくが、同盟会議中に俺を怒る事が出来るのは陛下の特権だったりする。


 俺はあくまでもランシェス貴族と言う体裁を見せつける為でもあるわけだが、これが未来の義両親と言う話になると、違ってきたりする。


 今回は、後者の方は無くて良かったわ。




「で、グラフィエルならわかる理由は?」




「陛下、口調が……」




「もう疲れた。この先はある程度砕けて話すことにした」




「体裁は良いんですか?」




「少なくとも、ダグレストをどうにかするまでは、同盟会議中は砕ける事にする。どうせ、傭兵王と皇王はある程度は砕けておるし、教皇殿はお主の恩師でもあるのだろう? 皇帝と竜王国王は身内になるのだし、代表の方も特別な名を貰っておるのだろう? 全てお主の関係者なのだから、肩肘や体裁を取るのは面倒だ」




「陛下、ぶっちゃけましたね」




「まぁ、お前さんの言いたい事はわかるわ。国に戻れば、やれ体裁、やれ面子、やれ柵とかだらけだしな」




「皇王の言う通りだな。儂も砕けるとするか」




「皇帝迄……。でも、気持ちはわかりますね。私も同盟会議中は素になりましょうか」




「陛下、皇王、皇帝、竜王国王もそれで良いんですか?」




「ラフィ君、諦めましょう」




「教皇猊下まで……」




「ラフィ君も、昔みたいに名前呼びで良いですよ」




「……はぁ、わかりました。でも、ヴァルケノズさんが乗るとは意外でしたよ」




「教皇も王の立場と大差ないですからね。呼び方と一部が違う位ですよ」




 結局、全員が『肩肘張るのはしんどい!』って理由で、砕けて話す流れとなった。


 首脳陣、それで良いのか?と思いはするが、決まってしまったものは仕方ない。


 以降、ダグレストの事が終わっても、同盟会議中は砕けた喋りで行くことになった。


 そして話は、俺が洗脳と催眠を見分けられる話へと戻る。




「それで、話を元に戻すわけだが」




「見分ける方法ですね? 簡単に言えば、俺以外でも出来ると言えば出来ますね」




「聞いておいて損はねぇ話だな」




「傭兵国としちゃぁ、その方法を使いてぇところだな」




「出来なくは無いけど、出来るかは本人の技量にも関わるからなぁ」




「そこは仕方ないでしょうね。それで、その方法とは?」




 ヴァルケノズさんも食い気味だったので、見分け方の方法を教える事に。


 とは言っても、方法自体は単純で、聖級以上の光魔法結界内に入れる事だったりする。


 そして、その方法で大事な事も伝えておく。




「判別以外に解除も可能ですよ。条件はありますが」




「その条件は何ですか?」




「相手が使用した級クラスと同等である事。つまり、催眠魔法に関しては、ほぼ解除可能だと言う事です」




「……何故、ほぼ何だ?」




「別に洗脳に近い王級魔法であっても、基本は催眠なんですよ。つまりは、どれだけ自由意思を束縛しているかの話ですね」




「……1つ聞くぞ? ダグレストのギルマスは仮にその状態だったとして、裏の報告を送って来た諜報員に関してはどう見る?」




「傭兵王が考えてる通りだと思いますけど?」




「なるほどな。良く分かった」




 どうやら、俺と傭兵王の考えはそう違って無いらしい。


 諜報員の末路は主に二つ。


 消されているか、洗脳されているか。


 推論なので他の理由もあるかもしれないが、今後、その諜報員の報告は疑って掛かる方向で全員が合意した。




 そして時刻は昼となり、昼食の時間となった。


 俺監修のランチが気に入って貰えると良いのだが……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ