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これがオレたちの青春だ

とある日の帰り道、ごく普通の高校生だった大宮力弥おおみやりきやは突如として発生した「世界崩壊」の現場に立ち会ってしまう。そこにいた謎の少女・シルファに助けを求められ超常的な力「サイフォン」を受け取った力弥は、世界を、少女を救うため戦いの中に身をーーー



「落とさないね、ていうか設定が安直すぎてむせる。」



「ぐっ・・・」



・・・この国は腐りきっている。政治をまわしている老害どもは自分の利益しか考えていないし、そいつらの蛮行に興味すら示さない若者たちがほとんどだ。だがオレは違う。この国が本当にダメになってしまう前に、オレが、オレが革命をーーー



「起こさんしそもそもお前には起こせんだろ事なかれ主義者め、それに政治を語るにはいささか知識が不十分ではないのか?」



「ぐぅっ・・・」



オレの名前は大宮力弥!今日からこの私立中並高校に転校することになったんだ!学校の案内では、なんとこの学校は男女比が2;8のハーレム状態なのだ!いったいどんな出会いが待っているんだろう、楽しみすぎて胸が張り裂けそうだ!さぁ、最高の、オレだけのハーレム作りを始めーーー



「え?何が始まんの?ハーレム?やっぱリッキーの考えることはバカでスケベで現実味がないなぁ」



「ぐはっ・・・ぼこぼこに言ってくれんじゃないの・・・」



「でも現実を見てみ?彼女はいる?仲のいい女の子は何人?今まで付き合った人数は?初キスは何歳?初体験は何歳なの?さぁ答えてよ童貞!」



「うるせぇ童貞が初体験したことあるわけねぇだろ童貞の意味わかってんのか!あぁ彼女さえいれば・・・」



「まずは女子と話すところからだな」





初めまして、大宮力弥と申します。歳は17歳になりました。今は高校2年生で私立中並高校というところに通っています。毎日そこそこに勉強をして、そこそこに部活に励み、そこそこに友達と遊んでそこそこに充実した毎日を送っています。そんなオレは、夏休みを目前に控えた7月中旬にふと思いました。この生活は本当に思い描いた高校生活なんだろうか、胸いっぱいの期待とともに入学したころの自分に今の姿を見せたらどう思われるんだろうか。もっとこう、はっきりとした「青春」を送らなきゃあのころのオレに失礼なんじゃないか。でも、そもそも「青春」ってなんなんだろう。そんな疑問を抱いたところからこの物語は始まります。



目前に控えた40日間の夏休み。この40日を充実させきったらきっとなにかわかるんじゃないかと思う。



「だから!ここに!青春プロジェクトの発足を宣言する!」








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