妹の為なら妹を疑わない
不吹はあることを悩んでいた、不吹は小説を書いているが最近はボツが続いて、かなり焦っていた。
家事炊事洗濯勉強これ等との両立というのが難しく、妹は家では自分の部屋にこもって、何もしてくれない別に気にはしていないのだが、でも両立が出来ていなくて苦しんでいた。
「さてどうした物か、立て続けにボツにされるとやっぱり困るな」とつぶやいていた。
今日は珍しく妹が居ない日なのである、友達に遊びに誘われて、学校での妹が断ることはあまり出来ず珍しく遊びに行ったのである。
「今書いているバトル系は、あまりにも面白くないと編集者の人に言われてしまい、流石に心折れてしまうだろあんな直球に」と愚痴を言いながら、また作品を書き上げる。
「主人公はある物質を変えることが出来るようになって、それからどんどん人を助けていく、そんなことをしていたその時ある所に、禍々しいモンスターが現れて、そこから始まる世界を救う為の戦いが」こんな感じでどうだ、ちょっと自信があって編集者に送った、数分後こう返事が帰って来た。
「もうこれで良いんじゃない?前よりはまだ良くなってるから」と返信が、来てやっと方針が決まったそしたらもう直ぐに書き上げる。
「よしじゃあやるか」と言って一個二個と、どんどん書き上げて行く。
「あっ流石に、書きすぎたかな」と思ったが、まあ良いだろう最終的に送ったのは、12まで書き上げ編集者に送ってその為かなりの時間が過ぎていた、さっきまで朝だったのにもう日が暮れてしまっていた。
「もうこんな時間か晩飯を作らないとな」と不吹がテキパキと料理を済ませた、丁度よく奈々が帰って来た。
「奈々お帰り~晩飯出来てるぞ」と不吹は言う。
「も~疲れた、お腹空いたしもうゲームも出来ないし、マジで最悪」と奈々はかなり疲れた様子だ。
「まあ良いじゃないか友達と遊んで、楽しかっただろ?」と不吹は聞く。
「普通な子なら楽しいんだろうね、でも私は全然楽しくなかった」と奈々はオムライスを食べながら、言った。
「そうかなら、しょうがないな」と不吹は言う。
「お兄ちゃんはどうなの小説の方は?」と奈々は聞く。
「何とかなったよ、ついさっき12まで書いて送った」と笑顔で言った。
「1日でって、書きすぎでしょ」奈々は笑いながら言った。
「でもそんなもんだろ」と不吹は言う。
「編集者の人が大変でしょ、そこも考え無いなんて」奈々は言う。
「まあそうだな、もう風呂入って来いよどうせ、このあとゲームするんだろ?」不吹は一応聞いておく。
「そうさせてもらう勿論、ゲームもする」奈々はそう言って、脱衣場に行った。
そして数十分後に、奈々は上がって来た。
そのあとは自分の部屋に、行った。
「お疲れ様、奈々」と小さな声で言って風呂に入った。
「小説が続いてくれたら、良いな」そう思いながら風呂を出て、自分の部屋に戻り勉強をして寝た。