最果て記 -story of hero -
かつてこの世界には、渦巻く混沌から世界を救い出した、『英雄』と称えられる一人の人間がいた。
人々は『英雄』を崇め、世界の至る所に銅像を置き、『英雄』の話を語り継いでいく事を銅像の前で誓った。 『英雄』は死んだとされていた。しかし、『英雄』の頭部だけはどうしても見つからなかった。捜索団で捜しても、毛の一本すら出てこなかった。
ある国で、ある文書が発見された。それは『英雄』について詳細に記されており、そこに記されている言葉は、今までの定説を覆してしまう物だった。 それが、『英雄』は人殺しだった、という短い言葉。
ーーこれは、人殺しでありながら『英雄』と崇められた人間の話と、その『英雄』の周りの日常の物語。
人々は『英雄』を崇め、世界の至る所に銅像を置き、『英雄』の話を語り継いでいく事を銅像の前で誓った。 『英雄』は死んだとされていた。しかし、『英雄』の頭部だけはどうしても見つからなかった。捜索団で捜しても、毛の一本すら出てこなかった。
ある国で、ある文書が発見された。それは『英雄』について詳細に記されており、そこに記されている言葉は、今までの定説を覆してしまう物だった。 それが、『英雄』は人殺しだった、という短い言葉。
ーーこれは、人殺しでありながら『英雄』と崇められた人間の話と、その『英雄』の周りの日常の物語。
序章:始まり
2017/11/14 18:23
(改)