前編
誤字脱字報告してくれるとうれしいです。
恥ずかしがり屋のうち。
お母さんとお父さんがリコンしてうちはお母さんの実家があるトウキョウに引っ越した。
引っ越した場所は小さいマンション。
挨拶するから、と連れてこられた部屋の扉はとてもおっきい。
扉にはきれいな文字で
水樹
と書かれたヒョウサツがあった。
お母さんがインターホンを鳴らして、出てきたのは白い髪に青い目の女の子と、美人なお母さん。
「こんにちは。今日引っ越してきた涼宮です。これ…」
お母さんが挨拶してる中私はその子にくぎ付けになった。
今まで見たことない髪の色もそうだけど、何より青い目がきれいだった。
「ほら、夏澄も挨拶しなさい?」
「えっ…」
美人なお母さんと青い目の子がうちを見る。
「あ、えと…」
恥ずかしくなってうちは下を見る。
「…すいません、少し、恥ずかしがり屋で。」
「いいえ。 白夜も、」
美人なお母さんは青い目の子に言う。
青い目の子はうちに一歩近づいて、
手を出した。
「私は白夜。しろいよるってかいてびゃくやだよ!」
ふふ、と笑って よろしくね といった。
恥ずかしかったけど。
うちは勇気を出して手をつかむ。
すると白夜ちゃんは手を縦に大きく振った。
少し痛かったけど、嬉しかった。
それから、仲良くなるのに時間はさほどかからなかった。
小学校に行くのも一緒。
遊ぶのも一緒。
もちろん帰るのも一緒。
白夜ちゃんは学校でも笑顔で元気で、人気者だった。
恥ずかしがり屋のうちを輪の中に入れてくれて、遊んでくれた。
前の友達と遊ぶのも楽しかったけど、それに負けないくらい楽しかった。
でも、楽しい日は長くは続かない。
ある日、白夜ちゃんが学校を休んだ。
いつも通りインターホンを押して白夜ちゃんの返事を待っていると、白夜ちゃんのお母さんが「ごめんね、今日白夜は休むから。一人でいってね。」そういってすぐにインターホンを切られた。
なんで休むのかもわからないまま。
次の日、インターホンを押すと白夜ちゃんは右のおでこに大きい絆創膏を貼っていた。
「おはよう…それ、どうしたの?」
「…こ、ころんだだけ!ほら、行こう。遅刻しちゃう。」
うちはその時そんなに深く考えなかった。
本当にころんだだけだとは、少し思えなかったけど、それ以上のことは何もないって。
そう思った。
数日後、白夜ちゃんはまた学校を休んだ。




