恵津子
高校1年の大樹は同級生の祐樹と祐樹の家で格闘ゲームをしていた。下から祐樹の母親香織がママ買い物行くけど何か買ってくるものある?別になーい。暫くすると香織がガタガタと玄関を出て行く音が大樹に聞こえた。そのうち祐樹のスマホにラインが届く。おそらく彼女の美咲からだろう、わりい、美咲が駅に着いたからむかえに行くけどお前どうする?ああ、じゃあもう少しゲームしたら帰るわ、祐樹は悪いな鍵そのままでいいからと言い残し慌ててバイクで出て行った。いつもこうだ、祐樹は美咲にどっぷりだ。また大樹は祐樹の家に一人残された格好だ。なんだかな…そう独り言を呟くと何故か急にムラムラと心臓の鼓動が高まった。なんでこの家に他人の俺が一人でいるんだ?そう考えながら 一階に降りた。大樹の家は2階にトイレがあるから1階は玄関 しか見たことがない。何故か大樹の胸が高鳴る。静かな 廊下を歩くと母親の寝室らしきドアを開けた。綺麗に整頓された部屋にはベッドがありタンスが横にあった大樹はそのタンスを開ける。女性の服が綺麗に折りたたんで入っていた。目的のものが見当たらないと他の引き出しを開けはじめた。あった!下着の引き出しだった。大樹はその中のショーツを1枚手に取り素早く自分のポケットに入れた。その時だった。、背後に人の気配がした。振り向くとそこに香織が立っていた。大樹君何してるの?大樹は固まった。咄嗟に言い訳を考えたが現場を見られた事は明白で大樹はうなだれた。ごめんなさい。そういうのがやっとだった。いけない子、息子には言わないからもうこんなことしちゃだめよと諭しショーツを受けとる。大樹を帰した。香織は息子の同級生が母親である私をそんな対象で見ていたのかと思うとどこかしらの恐怖心を覚えた。が、一方で純粋無垢な少年がまさかこんな中年の私を性的な対象として見ていたのかと考えるとわずかではあるが胸の鼓動が速くなるのを感じた。その後大樹が祐樹の家に遊びに行く事は無かった。当然だ、大樹は友達の家で犯罪を犯したのだ、もっと言えば友達の母親を強姦したも同然だと思っていた。一方香織もどこかしら大樹に恐怖心はあったのは事実である。でも少年の出来心のような過ちを大げさにする気などない。最近大樹君遊びに来ないのね、喧嘩でもしたの?気になった香織は祐樹に探りを入れる。別に喧嘩なんかしてないよ、美咲と会ってばかりだからあいつなりに気を使ってるんじやない?そう、香織は少し複雑な気持ちになった。




