表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/65

61

 ネタバレを避けるため、作品の情報はほぼ仕入れずに来た。

 観た結果、映画のストーリーは、大体次のような感じだった。


 主人公とヒロインは女子高生で、友達同士。主人公はヒロインに片想いしている。でもヒロインはなんと、ろくでなしの男性教師に夢中だった。そしてあろうことかヒロインは、その教師と肉体関係を結んでしまう。主人公の大事な友達を、手酷く扱うクズ教師。それなのに男との関係を切れない悲しきヒロイン。主人公は憤り、いろいろ奮闘する。なんやかんやあって、ヒロインは身近にあった真実の愛に目覚めハッピーエンド。というお話。


 もし詳しいストーリーを知っていたら、見にきてなかったかもしれない。

 というのも私は、ヒロインがクズ教師とラブホテルに行くシーン(かなり序盤)で、心のシャッターが完全に降りてしまったからだ。「あ、このお話もう結構でーす」というモードに入ってしまったからだ。

 われながら狭量だとは思うけれど、仕方がない。

 何せ設定が設定だ。友達に惚れる同性愛者という、聞き覚えのある設定だ。序盤にがっつり感情移入してしまった分、ダメージも大きかったのである。映画館の人は、私が奇声を上げなかっただけ頑張ったと感謝して頂きたいものだ。

 でも、心のシャッターは閉じたけれど、名作だというのは私にもわかった。作劇のクオリティが高いというか、泣かせどころのツボを心得ているというか。

 実際涙腺の脆い英子は、クライマックスでぽろぽろ泣いていた。こんなこともあろうかと二人分用意していたハンカチを、二枚とも彼女に渡した。

 それからスタッフロールまでは、横目で英子のキュートな泣き顔を眺めて、退屈な時間をやり過ごした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ