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「あのなあ、あたしはけっこう前からさあ!ダチに片想いして好きでもない部活やってるガチ百合のてめーにシンパシー感じてたし、もっと仲良くしてーって思ってたんだよガチ百合仲間として愚痴とか相談とかしあったりさあ!でもそっちはあたしのこと勝手にノンケだと思ってるみてーだからよ、言い出せなかったわけ!ほんで昨日やっとあたしが同類だって気付いたみてーだから、じゃあ今日から二人でもっと腹割った話とかしてみるのどうよ友達になってみるのどうよって、そういうことなんだよ!」
「すーっごいハッキリ言った。」
あまりにもどストレートな物言いに、私は面食らった。
「ああ?だから『ハッキリ言うぜ』って前置きしたじゃねーかよ?」
「ま、まあね……。でもまさか、そんな全部言っちゃうなんて思わなかったから……。」
「で?」
「え?」
「『え?』じゃねえよ。どっちなんだよ、結局。」
「どっち、とは。」
「だからぁ、あたしと友達になるのかなんねーのか、どっちなんだっつってんの!あたしにここまで言わせたんだから、当然友達になってくれるんだよなあ?」
(どんな恫喝よ。)
と心の中で思ったけど、口には出さなかった。
怖かったからじゃない。照れながら凄む彼女が、ちょっとキュートだったからだ。




