マスク等について思う事
コロナ禍が終息に向かって欲しいし経済も回って欲しいと思っているし、医療崩壊なんか起こって欲しいとは思っていない事は全ての人が思っているとの前提で話を進めさせてもらいたいんだけど。
マスクってとっても優秀な予防用品だと思います。
私は小さい頃から呼吸系の病気にかかりやすく小児喘息でこそ無かったけど扁桃腺は肥大とずっと言われてて大人になって大きいものは手術でとったし、でもその後急性気管支炎を経て今では立派な喘息持ちです。
私暫くの間諸事情あって派遣社員を十年以上続けてきました。派遣社員になる前は割と分煙出来ている職場だったんですけど、派遣であちこち行った中には全く分煙出来て居ないところもあったりして、自衛でマスクをすることもあったんですよね。
とある派遣先のお局さんには「マスクなんかこれ見よがしにして、社員やお客様がたばこ吸い辛いじゃないか失礼だ」と叱責を受けたこともあります。(他の正社員が止めてくれましたけど、マスク取り上げられる所だった)。反マスクの人はコロナ禍以前から居たのも知っています。
そして今の職場も法律で決まってからも抜けに隠れにたばこを作業場で吸っています。法律前は事務所でも吸っていたことを考えればマシになったんですけど。で、私はほぼマスクが手放せない状況を過ごし、コロナが最初流行ったころマスク枯渇に血の気が引きました。
布製、ガーゼのマスクって重くて。不織布が良かったんです。
長年耳にマスクのゴムがあたるせいか、耳にアトピー出来て皮膚が爛れて痛いし痒いし流血するしその内耳が取れちゃうんじゃないかと錯覚することもあり、マスクを購入するときはマスク本体の性能よりも耳ゴムの形状が優先することもありました。
布マスクだとタバコの有害物質が堰き止められないのは確実。ガーゼはマシだけどとても重い。呼気で湿度ますと余計に重い。耳ゴムが耳に食い込んでくるのを感じる位痛い。
不織布マスクはそれで言うとまだマシでした。
マスク不足が叫ばれ始めたころ、ストックのマスクが無くなったらどうしようって不安で。それまでに生産ラインが整うと良いんだけど、滅茶苦茶高額になったらそれはそれでキツイけど、物が無いよりはマシなんだけどと悶々としたものです。
あちこちの今までマスク作っていなかった会社が作ってくれだしたし、ハンドメイドで手作りマスクの作り方レシピもあちこちで紹介されて、手芸屋さんなんかで手作りキット販売され、自分で耳ゴム取り付ければ良いからガーゼであっても最悪耳に負担の少ないものを自分で作れる状況になって。
そうして気が付くと、マスクの多様性にびっくり。
マスク人口が増えた事で、おしゃれをしたいって人向けに色味が増えた、形状も色々なものが増えた。サイズ展開も増えた。
有害物質は遮断するけれど、息がしやすいように通気性が高い工夫もあるし、熱が籠らない工夫も、去年の夏なんか冷感のマスクも出ていたし、凄い!って思った。
マスクの耳ゴムなんかもすごい種類ですよ。そしてお店でマスクの見本を置くところ増えた。
"柔らか耳ゴム"と書いててもその煽り文句に騙されて「これは私の求める柔らかさに一切到達しとらんわー」と叩きつけたいマスクが多かったことを考えると騙される率が減って本当に感激。
マスクだけじゃなくて、化粧品も変わった。
マスクをつけても色移りし辛い口紅やファンデーション。(色々試した訳じゃないけど、リップモンスターは感動した!)マスク前提で目元の化粧方法、工夫の参照記事や動画の氾濫(←褒めてます)
医療品も増えた。
今まで耳の皮膚炎について、病院で処方される薬以外、気休め程度で病院へ行けない間のごまかし程度の効き目しかなかったのに、ドラッグストアで何種類も耳の皮膚炎向け薬品が出て、何種類か試して今気に入っているものがあってそれを使っている。
その薬は痒みへの即効性は無いんだけど皮膚が綺麗になる。綺麗になったら夜中掻き毟る事も無くなるので必然落ち着く。薬塗らずに何週間かしているとまた変になるので早め早めに塗るようにはしているけど、その薬使いだして普通に仕事している最中に流血して顎まで血が滴る事は無くなった。
やっぱり必要な人が増えないと、商品開発って停滞するものかもね。
商売だもの。必要な人が一人より十人の方が開発して販売しても利益出るよね。
私はマスクが感染予防として優れたツールであることを実感しているし、周囲がマスク一切していない時でも常にマスクをしていて、変な目で見られてきたこともあるから今後もマスクをすると思う。
マスクをすることで息苦しい、呼吸し辛いって方はマスクしないでも構わない、そんな状況で周囲に責められないと良いなぁとは思う。
その代わりマスクしている人を毛嫌いしたり攻撃したり、マスクを取り上げようと攻撃しなければ良いなと思う。
私は私一人の実感としてマスクに感染予防、有害物質を通さない自助具として手軽かつ、有用なツールだと知っているので必要だと感じる限りずっと使い続けたいと思います。
使う人口が減っても耳ゴムの素晴らしいマスクは販売続けてくれますようにと切に祈ります。