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虚無感のせい
虚無感が蔓延する電車の中、ただ何も考えず電車の振動にグラつきながら帰宅。
吊革は触りたくない。汚いから。
人とは関わりたくない。汚いから。
思えば短大に入ってから心の中の憂鬱が消えたことはなかったかもしれない。
ともとも人見知りなのと人と接するのがめんどくさくて億劫で、避けていたらひとりぼっち。
楽でいい。気を使わなくていいし、自分のペースで生きていられる。
勿論それは今だけかもしれない。でも、それを終わらせられるはずだったのに。
チラリと私の袖を掴んで離さない少年を見る。
この子は一体なんなんだろう。
今更ながら気味が悪くなってきた。
「怖がらないでよ、僕はね冬の精何だから」
はぁ、訳が分からない。声に出せないのがもどかしい。