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蛍は焦げる  作者: 愛璃
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遅めのプレゼント

これは先週の出来事。


ついに冬休講が始まって皆さんいつもより倍部室でゆったりと過ごしている。


「奈美ちゃーーーーーん!!!!」


ドアの向こうからものすごく大きな声で私を呼ぶ声がするけど…


バンッ!!!


扉が勢いよく開いて熊井さんが入ってきた。


「奈美ちゃん!!!!」


『ど、どうしたんですか…!』


「奈美ちゃん!当たったよ!当たった!!」


嬉々として私に見せているのは2枚のチケット。


それを見た途端に私の目の色が変わる。


『きゃああああ!熊井さん!それまさか!!!』


そう、彼が持っていたのは私たちの大好きな某ギャルゲーのイベントチケット。


「俺、まだ奈美ちゃんに誕生日プレゼントあげれてなくて、何がいいかなーって探してたらこれ見つけて応募したら当たった!」


はい!遅くなったけど誕プレ!と言って私にチケットを渡す熊井さん。


「季節真逆なんだけど」


と笑う周りのメンバーたちだけど、私たちのオタ活を微笑ましく見守ってくれている。


「どうやら僕はお呼びでないらしい」


山浦さんが少し寂しそうに言うもんだから、


「ごめんって!!グッズ買ってきてあげるから!」


なんて言って慰めている。





と、いうことで現在の私と熊井さんはイベントに参加しているというわけです!


『涼菜ーーーーー!!』


「伊織ーーーー!美玖ーーーー!!」


熊井さんは推しが増えたようで、前回よりも倍イベントを楽しんでいるご様子。


今日のイベントは豪華で、前回はなかった声優さんとの握手会もあって…

女の子のファンは珍しいからもう顔覚えちゃった!なんて推しの声で言われたので私は溶けました。


そして、恒例のファミレスでの会合。


「山浦さーん、グッズ買ってきたけどいります?」


「いる」


先に着いていた山浦さんが席を取っていてくれたおかげでスムーズに入れた私たち二人。


電話したらグッズと聞いてすぐにファミレスに来れる山浦さんはきっとフッ軽。


「どうでしたか」


私に優しく微笑みかける山浦さん。


どう…と言われましてもただただ最高でしたと答えるしかない。


熊井さんが頼まれていたグッズをすべて山浦さんに渡すと満面の笑み。


「俺は山浦のその顔が見たかったんじゃなくて奈美ちゃんのその顔が見たかったんだけどー」


なんてまた意地悪言って、でもこれは仲がいいからできる証拠。



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