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蛍は焦げる  作者: 愛璃
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再会

部室に入ると直ぐ目の前にいる人物と目が合い、声が重なる。

重なったのは私と……達斗の声だ。


その瞬間、達斗は普段から木原が口にする奈美とは、彼の元カノである

榊奈美だったということに気づいた。


「あれ、2人って知り合い?」


木原さんのその純粋な質問に思わず口篭ってしまった私。

口を開いたのは達斗だった。


「昔1年くらい付き合ってたんですよ」


バッサリ、とその過去の事実を告げる達斗。

一見もう未練がないようなその言い方の裏には、まだ奈美のことが好きだからこそ

木原のマウントを取っておきたいという考えがあっての事だった。


「あ、そうなんだ…気まずいなら無理には誘わないけど……」


木原さんがそう言ってくれた。けど、さっきの言い方といい達斗はもう私なんかに未練がないんだろう。そう思うと私の負けん気が働いて、力強くこう伝えて見せた。


『いえ、ぜひ入部させてください!』


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