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異世界駆ける武闘派兄妹〜人の話聞かん〜  作者: はなまるドクメンタ
5/20

その5〜人の話を聞くのだ〜

今日は暇です!どんどん書きます!

鼻をつく悪臭。耳をつんざく不愉快な鳴き声。醜い容姿。


ゴブリンである。


緑色の体は人間の子供ほどの大きさだが、自分の体長の3倍はありそうな武器を振り回している。

小さく尖った耳と牙が特徴的で、1匹1匹の違いは無いに等しい。


村を襲った群れは20匹ほどであり、各々が自由行動をしている。村人を襲ったり、店の商品をばらまいたり、建物の装飾品を引き剥がしたりなどだ。


明らかに、面白がっての行動だった。


「おらゴブリンども、こっちを向きやがれ!」


響いた怒りの声。

振り向いたゴブリン達の視線の先には、上等な武具で身を固めた、勇者の一行があった。


先頭に立つ片手剣の勇者が言う。


「俺の名前は勇者レオ!お前ら、覚悟しろ!」


勇者の雄叫びを合図に、両陣営が一斉に突撃する。


「ぐわー」


一撃で勇者陣が吹っ飛んだ。


「って弱!」


思わず叫んだのはリッカである。

兄妹達と並んで先の闘いを鑑賞していた。


リッカが兄妹達に、戦いに混ざらないのかと尋ねると、2人はこう答えた。


「今は彼らがごぶりんと戦っている。勝負を邪魔する気はないさ」

「彼らが先にここへ着いたのです。獲物を横取りするようなことはしたくありません」


そして今、獅子峠一行が瞬殺された。兄妹に、戦闘への参加資格が与えられたのである。


「行くぞ妹!」

「了解です兄上!」


懐かしい語尾と共に、兄妹が飛び出そうとしたその時。


「ちょっと待て君達!」


声の主は倒れたままの勇者レオである。

鎧の重みのせいで、立ち上がることができない。


「君達はまだここへ来たばかりだろう!危険だ!ここは僕達が食い止めるから、早く逃げろ!」

「いや食い止めるったって、あなたに何ができるんですか」


辛辣なツッコミを入れるリッカ。転がったままうなだれるレオ。何とも寂しい光景である。


しかしリッカも、その言葉には賛成だった。この世界に来る勇者には、特別な力などは与えられない。ただ前世から持ち込んだ知識を使って、モンスターに勝っていくほかないのだ。


(だけどこの人達なら…)


リッカは同時に思う。

召喚されたばかりにも関わらず、兄妹は己の力だけであの量のスライムを仕留めてみせた。


本来、スライムは斬撃で仕留めるモンスターである。

打撃のみで退治するなど、聞いたことがない。


もしかしたら、可能なのかもしれない。

この兄妹にならば!


「とりあえず、リンカさんは下がっていてください」

「リッカでーす」

「今日はご馳走だな。ん?誰だお前は」

「もういいでーす」

感想ください!

どんどん改善していきたいです!

うおおおおおおおおおおお!

おあああああああああああ!

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