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マフラ ー

作者: 白黒 赤

私のマフラーは長い


何重にもして首に巻かないと地面についてしまうんだ


顔に冷たい風が突き刺さるが黙々と歩く


その場所についた頃には暖かかった缶コーヒーは既に冷たくなっていた


肩の雪を払いのけ、マフラーが視界に入る


マフラーは所々ほつれていた


それを見て思い出し笑いをしてしまう私


その笑いをかき消すように悲しみがまたやってくる


不器用な君、頑固な君、頑張り屋の君


マフラー、長いマフラー、1人では長すぎるマフラー


目から大量の涙が溢れた


そして私は冷たい石に半分のマフラーをかけた




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― 新着の感想 ―
[良い点] 長いマフラー、なんでだろうと思って読んでいたら、ラストでそういうことかと泣きました。悲しい。 私はそんな長いマフラーと一緒にまくのが夢でしたが、夢のままもう中年っす。
2018/12/30 16:06 退会済み
管理
[一言] ああ、なんだろう。昔作った、白い長いマフラー思い出した・・・結局、一緒に巻く事は無くて。電話で別れ話して、それっきりになったから・・・。
2018/11/27 19:38 退会済み
管理
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