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詩集3

お題タグで投稿した作品集です。

『崩壊』

あだ名も忘れていく関係。

それが当時の濃密な関係。

それが現在の希薄な関係。

――――――――――――――――


『催眠』

己を殺すことよりも、

他人(ひと)を騙すことに決めた。

生かせる。と信じて疑わず、

生かせない。という理解を放棄した。

その先にある光と闇を知るために。

「自分なら出来る。自分なら大丈夫」

呪文のように唱えては笑い続ける日々。

夜。

鏡面に映る微笑を携えた道化師を見て、また、笑った

――――――――――――――――――――――――――


『馬鹿』

過ちと過ちと認識しながらも戻れない愚かな人間。


正義だと信じてやまず正しい刃を振り下ろす偽善的な人間。


愛がないと知りながらも傷つきたくて傍にいる自己中心的な存在。


言の葉は吐いた瞬間から異物と混ざって汚れていくのに

綺麗事を吐き続ける悲しき人間。


一体、全体、誰が、馬鹿なのか。

その答えには、誰も気がつかない。


誰もが心奥に閉じ込めた〝意識〟を

赤の他人が無理矢理一括りにする必要性を感じない。


だから誰も答えを知らない。

だから誰も知らない知りたくない。

無関心という正しさで己を貫くのだ。


だけど、正しい馬鹿が存在するとしたら、きっと――


『己に素直な人間』なのかもしれないね。


そうして笑う君の口角は、ほんの僅かに歪んでいた。

―――――――――――――――――――――――――


『計測』

人との距離が分からないから見えないものに怯える


何cmと視えれば楽になるだろうか

臆病な僕は目視できても、怯えるだろう


自分と相手との違いに、差に、絶望するかもしれない

孤独を選択するかもしれない


見えないからこそ近づける

見えないからこそ思いやれる


それくらいがちょうど――

――――――――――――――――――――――――


『石化』

目と目が逢った瞬間 互いの時間が停止した

――――――――――――――――――――――――


※真面目な言刃から『解談』


言葉の殴り合いは戦闘開始の合図

対峙して押収して握手を交わす矛盾

無血の終わりは存在しない

見えない心血は流れ続け

得たものは経験という名の礎

背を向けない

無駄にしない

歩み寄る

「鴉の色は何色ですか?」

虚虚実実。灰色の決断の時。


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