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ひとりぼっちの言い訳
Twitterで掲載した『言い訳』という詩を大幅改稿しました。
「はい、おっしゃる通りです」
「楽しいね」
血眼になって
見えない空気を読み
必死に積み上げたモノを
「ただいまもないの?」
「家事? 仕事?」
「どっちかできる人がすればいい」
妥協と気遣いを放棄した結果
いとも容易く破壊してしまう
酸欠になって
涙を飲み
血を滲ませ
大事なことだと言い聞かせたのに
壊してしまう
他人は関与しないのに
残るモノが
鏡に映る己のみだと
知っていたら
叱責、憐憫、疎外より
自分の拳に爪が刺さる事実が忌々しい
「幸せになりたかったのに」
それだけだと
未だ気付かぬ愚か
言葉にしていたら
それすら忘れて本能に従う動物の呻きに
人である人が、聴き入る隙などないのである




