25/45
光合成に殺される
空気の向こう側が同じだと、誰が断言出来ようか。
伸ばせば消え、吐けば散る。
彼と私の物質的距離も心理的距離も想像以上に儚く重い。
「酸素って、重たいね」
「生きてる証拠だからな」
「でも、それは死に近づくモノでしょう?」
見えない二酸化炭素と煙が私を遠ざける。
誤魔化して必ず現実を突き付ける私達の遊戯。
同じモノに生かされているのに――
「淋しいな」
「何か言った?」
「ううん……今日も緑は蒼いって言ったの」
「何だそれ」
空気の向こう側が同じだと、誰が断言出来ようか。
伸ばせば消え、吐けば散る。
彼と私の物質的距離も心理的距離も想像以上に儚く重い。
「酸素って、重たいね」
「生きてる証拠だからな」
「でも、それは死に近づくモノでしょう?」
見えない二酸化炭素と煙が私を遠ざける。
誤魔化して必ず現実を突き付ける私達の遊戯。
同じモノに生かされているのに――
「淋しいな」
「何か言った?」
「ううん……今日も緑は蒼いって言ったの」
「何だそれ」