混線、混乱、混沌の果の愚
Twitterに載せた作品を加筆、修正しました。
誰にも押し付けない正義
正しさを押し付けて考えさせる正義
誰も教えてくれなかった正義
間違いだらけの正義
正義という名の弱さ
死ぬ、譲る、守る、意味、仮初、みち。正す。収める。定め。揃える。要。証。
二文字に詰め込むにはあまりに大きすぎる故、人に教え、諭すようになったのだろうか。
「これは正義なの? それとも不義? この行いは善と悪どっち? 偽善て何? どれも皆の主観が生んだ、線引きの善し悪しで成り立つ不安定なものじゃないの?」
「いいや、これは間違いなく正義だよ」
「私は偽善」
俺は、私も、私は、僕たち、私たち、皆は――
誰が、いつ、どこで、何を、何故、どうして?
【Q1.〇〇〇がこのような行為に及んだ理由を答えなさい。またそこに至る経緯ついて、あなたが思ったことを記述しなさい】
【Q2.〇〇〇の行為は是か非か。率直な意見を記述しなさい】
校内で一番面積の広い講堂内で繰り広げられる狭い問答。
それでも皆、必死にペンを走らせる。
室内に漂うのは妬み嫉みと蹴落としたいという思いのみで、紙面の〇〇〇について思いを馳せる者など一人もいない。
問題用紙に印字されただけの物語は、部外者の手に渡った瞬間、道具となりゴミとなる。
さて、先程の議論に戻ろう。
「これは正義なの? それとも不義? この行いは善と悪どっち? 偽善て何? どれも皆の主観が生んだ、線引きの善し悪しで成り立つ不安定なものじゃないの?」
「いいや、これは間違いなく正義だよ」
「私は偽善」
俺は、私も、私は、僕たち、私たち、皆は(事件の内容以外は興味がない。他人事だから関係ない)
誰が、いつ、どこで、何を、何故、どうして?(被害者は? 関係者は? 詳細な情報はないの?)
大義名分を掲げ、玉虫色の情と偽が鬩ぎ合う。




