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007 2日目:参戦宣言

ネタはあるのに話を繋げられない状態になっているので

キリのいいところで切って投稿しておきます。

短いしゲーム外でのエピソードです。

 現在時刻朝の6時半。僕は今ジョギングをしている。

 なんでいきなり?と思うかもしれないが、理由は至って単純。健康の為である。

 VRゲームをプレイしている時って、体にとってはベッドにず~っと横になっているだけの寝たきり生活送ってるような状態なんだよね実際。

 ゲーム会社からも「ゲームプレイ4時間に対し1時間は運動をしましょう」と発信しているくらいだし。

 昨日あの後ホームの紙くず溶かしてログアウトして、PCの電源落とそうとベッドから起き上がろうとしたら体がギギギ…て効果音が聞こえそうなくらい固くなってたんだよね。

 かるく柔軟していくらかマシになってから横になったけど、やっぱり体動かす事必要だよなって思い直したんだ。

 なぜこんな朝早くかというと日中だと暑いからですよ?7月の下旬は夏真っ盛りなのですよ?日中走るなんてマゾい事できません!

 昔走っていたコースを巡り、7時半頃には帰宅した時にはかなりバテバテで、玄関に大の字になって寝転がってしまった。

 中学時代に陸上部で長距離の選手してた頃は余裕で走ってたコースなのになぁ・・・。

 転がったまま体を休めているとパタパタと誰かの足音が聞こえてきた。

「お兄~、朝ご飯できてるから何時までも寝てないで早く食べに来てよね」

と、話しかけてきたのは妹の相馬(そうま)由美(ゆみ)。中学2年生で、僕とは違い現役の陸上部中距離走のホープだ。

「あ、その前にちょっと話があるんだけどいい?」

「ん?いいけどどうしたんだ?」

「お兄が昨日から始めたゲームあるでしょ?あれ私も出来ないかなぁ」

「ん?急にどうしたんだ?」

「えっとね・・・」

 なんでも昨日僕がプレイしている間に部屋に訪ねてきたらしいんだが僕は【TamersOnline】をプレイ中でベッドの上。パソコンのディスプレイを覗くと【TamersOnline】のスクリーンショットがスライドショーで表示されていて、そのアニメ的なディフォルメモンスターの可愛さに惹かれてプレイをしてみたくなったそうな。ちなみに妹も僕くらいとまではいかないがモンスター好きである。

「まぁ僕がプレイするななんて言う理由も無いからやる分には問題ないと思うけど、ゲームのディスクは使いまわし出来ないから新しく買わないと出来ないぞ?」

「えー?いくらくらい?」

「3万円」

「うそ!?高くない!」

「VRゲームの値段なんて大体そんなもんなんだって」

「うー、そういやお兄も夏休み前までバイト頑張ってたっけ。どうしよー…」

「どうしても直ぐにプレイしたいなら、父さんに頼んでみたら?来月誕生日なんだしプレゼントの前借りって事で。」

 普通はそんなおねだり聴かないんじゃね?って思うだろうけどうちの父さんは娘にゃ激甘なのである。高確率で買ってくれると思われる。父さんは今まで娘のおねだりを断った事が無い。ただし色々と条件が付くようだけどね。それにしたっておねだり断らないって親としてどうなの・・・?

「大丈夫かな…?うん、夜にお父さん帰ってきたら一応聞いてみる。ありがとね!朝ごはんたべなよ~」

 『朝ごはん』の辺りから妹は既に玄関を飛び出して出かけていった。部活に向かったに違いない。

 現役陸上部員は大変だなぁと感想を抱きつつ朝飯を済ませ早速【TamersOnline】にログインするのであった。

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