049 7日目:ノエル救出戦
いつの間にやらPV100万突破していて吃驚しました(@_@;)
こんな不定期自己満小説をこんなにも読んで頂き、感謝感謝です><
あの声は・・・ノエルかっ!?
目的地である大木の方向からノエルの悲鳴が聞こえてきた。
僕は急いで目の前の丘を登っていった。皆も僕の後を追うように付いてきてくれている。
丘を登るにつれて、天辺から徐々に見えてくる大木。
丘を登りきった僕達の目に入ったのは、沢山の敵に追われるノエルの姿だった。
「うえぇーーーーん!!だれかたーすけてーーーーーっ!!」
泣きながら逃げるノエルに、後方から追いかけているチキンフェイクから時々羽(ウィングダート?)がノエルへ向けて放たれている。
ノエルもなんとかギリギリ回避しているものの、時々掠る様に当たってしまい、HPが削られると共にモンスター達との距離も縮められている。
ノエルを追いかけているモンスターは、アックスカウ×3、ランスディアー×3、チキンフェイク×2の計8匹だ。
一刻の猶予も無い為、僕は即座に指示を出す。
「ルーとヘンリーはチキンフェイクを引き付けてくれ!今は昼間だし、ヘンリーは無理に倒そうとしなくていい。攻撃はルーに任せて、回復と回避に専念して、隙が出来たらシャドウバインドで他をサポートしてくれ!」
「承知シタ!」
「ギャァ!」
「フェリシーとフィリスはランスディアー3匹を頼む!フェリシーが引き付けておいてフィリスが後ろから攻撃だ!無理せず確実に1匹ずつ倒していってくれ!」
「分かったニャッ!」
「分かったわ!」
「アックスカウは僕と、あとマイクを呼び出して二人で対処する!僕達より敵の数が多い。倒すのに時間がかかってもいいからまずはノエルから敵を引き離す事と、自分の身を守る事を考えてくれよ!特にヘンリーはポーションで回復が出来ないからダメージに注意して!それじゃあ、突撃ーっ!!」
僕達は丘をダッシュで下り、ノエルを追いかけるモンスターに向かって攻撃を開始した。
~・ヘンリー&ルー・~
指示を受けたヘンリーとルーはスキル【飛行】で空を飛び、真っ先にノエルの元に向かうとヘンリーはシャドウボール、ルーはウィンドアローを使って2匹いたチキンフェイクを攻撃し、チキンフェイク達の意識を自分達へと向けさせた。
その事を確認し、ノエルから遠ざかる様に移動をする。
「ヨシ、目標ヲ引キツケル事ハ成功ダナ…ヌッ!?」
敵を引っ張り移動していたヘンリーの体をチキンフェイクが打ち出したウィングダートが通り抜けて行く。
どうやら【霊体】スキルで事なきを得たようだ。
振り返ると、シャドウボールをくらってヘンリーを追いかけていたチキンフェイクに向かってルーがウィングアローを当て、ヘンリーに攻撃をしたチキンフェイクもルーに向かって軌道修正したところだった。
「サスガ、飛ビ道具デノヘイト管理ハ主人譲リカ。」
ルーを見ると、2匹のチキンフェイクを相手に奮闘している。しかしやはり2体1では分が悪いのか、飛び道具での牽制や、上空から突撃してくるクチバシ攻撃の連携にダメージを蓄積し、攻めあぐねているようだ。
現状のルーは、最終進化種族と言えどもそのレベル自体が低い為、1匹相手ならともかくとしてこのマップの敵を2匹同時に相手をするのは容易ではない。今まだ倒れずにいるのは、防御がそこそこ高い事と、種族補正によりHPにボーナスがある為である。
ちなみに現時点の攻撃力は、武器を装備している分ヘンリーの方が上である。
「他ハ大丈夫カ?……!?シャドウバインド!!」
回復さえしっかりしていればルーがチキンフェイク2匹にやられる事は無いと判断し、時折ルーの近くによって濃縮ポーションでHPを回復させつつ他のグループの様子を見ると、シロっちに向かってアックスカウが3匹同時に突進を掛けているところだった。
シロっちの向こう側にマイクが召喚されている事を確認し、3匹の内手前側のアックスカウに向かってシャドウバインドを発動し、援護をする。
「ウム、奥ノアックスカウモ鈍クナッテイル。マイクモスロウストリングヲ成功サセタヨウダナ。フェリシー達ハ…大丈夫カ。ナラバ今ノ内ニコッチヲ片付ケテ援護ニ向カウトスルカ!」
ヘンリーがルーに接近し、そのダメージを濃縮ポーションで回復する。そしてルーに向かって突っ込んでくるチキンフェイクに向かってすれ違いざまに大剣技【スマッシュ】を叩き込みその場を離れる。
そのルーの一撃より重い攻撃に、ヘンリーにターゲットを変えるチキンフェイクだが、すかさずルーがウィンドアロー、ウィンドボールを立て続けに当てることでまた自分に注意を逸らす。中々良い連携である。
しかし、あと少しというのに、縦横無尽に飛び回って攻撃をしてくるチキンフェイクに連続で攻撃を当てるのが難しく、時間がかかってしまう。
「ヌゥ…後少シトイウトコロデアルノニ…。ン?アレハ…?」
ヘンリーが見ている中、ルーは突進してきたチキンフェイクをアクロバット飛行で回避し、交差する瞬間、ルーのカギ爪が大きくなってチキンフェイクの翼の根元を掴んでいた。
すっかり捕まえられてしまったチキンフェイクは、ルーに爪もクチバシも届かない為体をバタつかせるしかなく、もう一匹のチキンフェイクも時間差で突進してきたところを上空へかわしざまに同じように掴み取ってしまった。
「コレハ好機!ルーヨ、ソノママ離スデナイゾ!」
これをチャンスと、ヘンリーはシャドウボールを一匹に放ちつつもう一匹に向かって突進して【スマッシュ】を叩き込む。間を置かずに鉄の大剣を横薙ぎに2匹を切り裂き、続けざまに大剣マスタリーレベル20の大剣範囲技【フルスイング】で同時にダメージを与えた。
攻撃を終えたヘンリーが一旦距離を取ってチキンフェイクを確認すると未だ健在であった。
まだ足りなかったか?と再び飛び出した直後、一匹のチキンフェイクが粒子となって消え去り、それから数秒と置かずにもう一匹も消え去ったのだった。
「…ヨシ、我ラガ受ケ持ッタ敵ハ倒シタ。他ノ援護ニ向カウゾ!ルーハ主人ノ下ニ戻ルガイイ!」
「アギャァッ!」
敵の結末に少し疑問を抱きながらも他のメンバーの援護に向かおうと宣言するヘンリー。
ヘンリーとルーはそれぞれのグループに向かって飛んでいった。
~・フェリシー&フィリス・~
「あ~もうっ、ピョンピョン跳ね回って鬱陶しいのニャッ!」
「早く!私が一匹捕まえてる間に一匹でもいいから倒しなさいよっ!」
現在は、フィリスがランスディアー1匹を拘束して動けなくし、フェリシーが残る2匹を相手に立ち回っている状態だ。
当初の予定では3匹ともフェリシーが引きつけてフィリスの鞭攻撃でランスディアーのHPを削る作戦であったのだが、ステップを絡めたランスディアー3匹の動きにフェリシーが振り回され、攻撃を避けきれなかった為に、フィリスが1匹を押え込んでいる現状なのである。
しかもフェリシーの装備は、実は初期の仲間になった状態から変わっていない(シロっちも忘れている)。その為、ランスディアー相手では5回も攻撃が当たれば死んでしまう程に防御力が低く、一撃の攻撃力もこのPT内では下位に甘んじている。(ロックスキンのおかげでなんとシロっちは防御がPT内最下位ではない)
やられない為には必要以上に回避に集中せねばならず、なかなか敵にダメージを与えられない。
回避事態は見た目にも無駄の無い動きで回避しているように見えるが、その実結構ギリギリなのであった。
さて、フィリスだが、鞭マスタリーレベル10で覚えた技【バインドウィップ】により鞭をランスディアーの二つの立派な槍角に巻き付けて綱引き状態である。もちろん種族として力の弱いフェアリーであるので、技の恩恵を受けているとはいえ、フィリスがジリジリとランスディアーに引っ張られるのはしょうがない事である。
「くっ…!ちょっとこれどうすればいいのよっ!このままじゃ…」
ランスディアーはフィリスを引きずりながらフェリシーと戦っている仲間の方へと移動している。
このままあの中へ乱入する形になってしまえば、回避し続けるフェリシーよりも、仲間1匹を長時間拘束して動けないでいる自分の方へ集中攻撃してくるかもしれない。かと言って【バインドウィップ】を解いてしまえば自由になったランスディアーがフェリシーの方へ参戦し、フェリシーがやられてしまうかもしれない。
対抗手段としてはランスディアーの攻撃範囲より上空に飛行してライトボールで遠距離攻撃する手段もあったのだが、この時フィリスの頭の中では攻撃手段と言えば鞭であり、光属性魔法は回復か補助としか考えていなかったのである。
どうする?どうすればいい!?
フィリスが、焦りのあまりそんな事ばかりが頭の中をグルグル周り、なんら対策を考え付かない中、唐突に救いの手が差し伸べられたのである。
第3者目線を試してみました。
次回の前半まで続きます。
ちょっと(かなり?)中途半端で切れています。スミマセン…orz
書き方を変えるとどう書いていいか、どう書いていたか分からなくなったりします…。(;o言o)ウーン




