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002 1日目:マイホーム

予約投稿なんてハイカラな事してたらお話が一つぶっとんでしまいましたよっと。

予約投稿しないである程度まとめて書いてまとめて投稿する事に予定変更。

 一瞬の視界暗転の後、気が付くと薄暗い部屋の中にいた。周りをぐるりと見回してみると、6畳程の部屋に小さめのベッドや本棚、机を確認する事が出来た。一応明り取りの窓はあるみたいだけど、机に積み重なった本や書類で隠れている為に部屋全体が薄暗くなっていた。

 その机に向かってなにやら作業をしている人物を確認した。見ていると何かを書いては書いた紙をくしゃくしゃに丸めてポイッっと投げていた。落ちた先を見ると同じように丸められた紙くずが床に散乱していた。その人物を眺めていると、僕に気付いた様子でこっちに顔を向けて話しかけてきた。

「やあおはようシロっち。今日もがんばってきてね。」

とにっこり笑って話しかけてきた後、また机上の作業に戻っていった。この人物はやはりと言うか、僕のマスターらしい。なかなか整った顔立ちだと思うんだけど、ボサボサの髪やくすんだ色のローブ、顔にも汚れが目立ち、一般人は近寄りがたい雰囲気をかもし出している。綺麗にしてればモテそうな雰囲気してるのに残念なマスターである。

 と、ここでマスターってどんなことが出来るっけと、説明書に書いていたマスターについてのFAQを思い出してみる。


Q.NPC(マスター)はどんな存在?


A.設定的には自分を使役するモンスターマスターですが、実際には下記6項目を行うことが出来ます。

  ①チュートリアルを聞くことが出来る。

  ②回復をしてもらえる。

  ③クエストを受ける事が出来る。(選んだマスターにより違いがある。)

  ④クエストポイントが規定値まで増えていればストーリークエストを受注する事が出来る。

  ⑤一日に一回ステータスアップのバフを受ける事が出来る。選んだマスターによりアップする能力は違う。

   アップするステータスの数値は等級(ランク)が上昇することで増えてゆく。

  ⑥サブ職業による生産活動が出来る。


  公表は致しませんがマスター関連のユニークイベントも準備しておりますので、プレイの中で探してみてください。

  イベントの発見、達成の困難さに見合った報酬が得られる事でしょう。


 ①はまぁ分からなくなったらお世話になろう。

 ②については自分がモンスターなんだから一般に宿屋に泊まるなんて出来るわけ無いし当然のシステムだよね。

 ③のクエストとは多分サブ職業に関するクエストと推測してみる。選んだマスターによる違いっていったらサブ職業くらいなもんだよね。

 ④はなんか忘れそうな気がする。ログイン毎に確認する癖を付けておこう。

 ⑤のステアップバフは、このマスター(アレックスって名前らしい)だと器用さがアップする。命中やクリティカルヒットに繋がりそうな要素だし、どうせ力が弱いだろうプチスライムにとっては必要なパラメータかな?

 ⑥の生産とか、面白そうだと自分で選んでおいて設計師ってなにするか分からん。一心不乱に書き物してるし設計図でも書くのだろうか?一体何に使うのか分からん!


 ユニークイベントについては有ったとしてもどうせまだまだ先のことだろうから今はまだ考えなくてもいいでしょ。


 ということで、器用さのバフをかけて貰ったので、自分のステータスを確認すべく、ステータス欄を開いて確認してみる。



プレイヤー名 シロっち

種族【プチスライム】/サブ職業 無し


レベル1

HP 10/10 MP 8/8

攻撃力 2

防御力 4

力 2

体力 4

知力 2

すばやさ 6

器用さ 3(+5)

魔力 3

運 4

ボーナスポイント 14


装備 武器:ナシ サブ:ナシ 装飾品1:ナシ 装飾品2:ナシ


特殊能力

アクティブスキル

【溶かす】Lv1 【体当たり】Lv1


パッシブスキル

【軟体】Lv1


習得スキル

無し


ボーナススキル

【測量】LvMAX 【マッピング】LvMAX



 まー分かっていた事だけどやっぱり能力値低いなー。長所と言える所はすばやさと器用さか。素早さで翻弄して手数で勝負みたいなタイプになるのかな?バフのおかげで器用さも高いし命中とクリティカルに期待が出来るかもしれない。とりあえず攻撃力をどうにかしたいけど力2はどうがんばってもどうにも出来ない気がするから長所を伸ばすスキル構成で行ってみようかなと思う。

 折角目の前でチュートリアルを聞けるので、スキルについて聞いてみた。


 スキルの種類は基本スキル・上位スキル・クエストスキルの3種類と、特定の種族と職業と取得スキルの組み合わせで発現する特殊スキルが有る。

 基本スキルの習得は、ステータス欄のスキル習得の項目を選択し、ボーナスポイント(以下BP)を消費すればいつでも取得でき、上位スキルは基本スキルのレベルを一定レベルに上げれば取得出来るが、覚える為に消費するBPは基本スキルより多く必要とする。

 クエストスキルは、クエストを進行中にイベントとして習得したり、クエストの報酬として習得する場合があるけど、BPを消費せずに習得が可能。

 スキルを習得する為に必要なボーナスポイントは、スキルレベルの合計が10の倍数になる毎に3ポイント貰えるらしい。


 早速ステータス欄のスキル習得を選択し、一覧を覗いてみる。

 色々有用そうなスキルが有る。とりあえず能力の長所を生かすべくスピード系のスキル【スピードアップ】と【ダッシュ】を取得してみた。前者は体の動くスピードを早くするパッシブスキルで、後者が一時的に移動速度を上げるアクティブスキルだ。

 低レベルでは恩恵を受けている感触が感じられないと思うけど、そんなスキルに限ってレベル上げれば爆発的な(威力?)を持った良スキルになるに決まっている。て言うか、なって欲しい(切実)。残念ながら器用さを上げるスキルなんてものは無かった。


 取得可能スキル一覧を眺めつつ、色々考えをめぐらせていたらいつの間にやらお昼の時間が迫ってきていた。街を徘徊しようと思ってたのに…。ひとまず昼飯を食べる為、一時ログアウトした。

後書きにはその話終了時点でステータスに変化が発生した場合に

ステータスを公開する予定。


プレイヤー名 シロっち

種族【プチスライム】/サブ職業 無し


レベル1

HP 15/15  MP8/8

攻撃力 2

防御力 3

力 2

体力 4

知力 2

すばやさ 6

器用さ 3(+5)

魔力 3

運 4

ボーナスポイント 12


装備 武器:ナシ サブ:ナシ 装飾品1:ナシ 装飾品2:ナシ


特殊能力

アクティブスキル

【溶かす】Lv1 【体当たり】Lv1



パッシブスキル

【軟体】Lv1



習得スキル

アクティブスキル

【ダッシュ】Lv1


パッシブスキル

【スピードアップ】Lv1



ボーナススキル

【測量】LvMAX 【マッピング】LvMAX

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