6時間目【雑用係】
6時間目【雑用係】
-朝の会-
5年1組五班のメンバー↓ 班長:渡辺雫。
副班長:徳川祐介。
書記:里村梓。
雑用:愛川翔太。
「何だコレ!!」
突然翔太は、叫んだ。
「授業中は騒がないで、静かにしましょうね〜」
松下先生の、注意。
「アハハハハ(^O^)」
クラスメイトの、笑い声。
「翔太君は雑用係だけど、落ち込まないでね」
雫の、優しいフォロー。
「肉まんおごるから、元気出してね」
祐介の、気を使う言葉。
「でもさ〜。雑用係って、おいしいよね(?_?)」
梓の、芸人的考え。
「日本には、雑用係なんてあるのー( ̄□ ̄;)!!」
-お昼休み-
早速翔太に、雑用係のお仕事の依頼がやってきた。
「愛川君。私の妹に、消しゴムを届けてホシイんだけど」
「うん。OK(^.^)b」
ニコリと、笑う。
「愛川〜。松下先生に、このノート持っていってね」
「わかったよ〜(^-^)」
愛想よく、応じる。
「翔太。ハンカチ落としたから、探してくれない?」
「はいはい」
適当に、応える。
-終わりの会-
翔太は、掃除もやらずに、寝てしまっていた。
「(-_-)zz」
声をかけても、体を揺すっても、ジャイアントスイングをしても、翔太は起きない。
しかし松下先生が、
「おきなさ〜い。私の帰る時間が、遅くなるから〜」
無理矢理起こした。
「どうしたの(・・?)」
「雑用係で疲れたんだ…」
「雑用係は楽しい?」
「全然(>_<)」
「じゃあ、雑用係やめる?無理にしなくていいわよ」
「やめます!!!!」
「やめるのなら、キャンセル料100万円ね(*^_^*)」
「…」
数分後、テストで100点をとったら雑用係をやめる事が決定した。