表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/49

49時間目【しりとり】

昨日雫ちゃんがこんな事を笑顔で言っていた……。



「明日はしりとり日和なのよ(〃∨〃)」



何でそんなに嬉しそうなんだろう?って思ったけど、遠くから聞こえてくるクラシックな音が気になったから、それ何ってツッコメなかったよん。




そして今――、




「翔太くんはさ、今日の部活楽しみ?」

「未知なる世界にまだ馴染めません。アレは、小学生には到底理解できない代物です。

でも、何で雫ちゃんは平気なの?普通にスゴい」

「嫌じゃないよ。

日本の文化だし(^-^)」

「子々孫々に伝えなくちゃイケないかな?」




しりとりで話しています。


あっそうそう。

皆々様に“しりとり”の説明をしますねーo(^-^)o


━━━━━━━━━━━━

[しりとり]

前の人の言った言葉の最後の一音を、次の言葉の始めの音にして、順々に言っていく遊び。

━━━━━━━━━━━━


だそうです。

改めて再確認したので、続きをどうぞ!



場所は教室、午前中の授業がやっとこさ終わって皆楽しみの給食☆

因みに本日の気になるメニューは、


〈ドキドキおにぎり〉。



「何?ドキドキって」

「テメェーそんな簡単な事すら知らねーのか!

ドキドキっていうのは、動悸がする様子だ」

「だ、大丈夫かよこのドキドキおにぎり(>_<)

食ったら息切れとかめまいとかしないよなぁ?」



……僕達だけでしりとりやってるかと思った。

てか、会話になってるかは微妙だよね。



「翔太くん!間抜けな顔はそれぐらいにして、早くドキドキおにぎり取りに行こうよぅ」

「うん。そうだね」

「寝転んでる梓のおにぎりと、隅っこでちっさくなってる徳川君のおにぎり忘れちゃ駄目だよー」

「余裕だよ。

僕のおにぎりと雫ちゃんのおにぎりと梓ちゃんのおにぎりと祐介のおにぎりを、一人でそこまで落とさずに運ぶぐらい( ; ゜Д゜)」



僕は雑用係だから。

6時間目でそう決まったんだ!ちょっと僕も忘れかけてたけど。



「一個、二個、三個――。それからこれとあれとそれと、最後のはオマケ」




よし!任務完了。

あとはゆっくり雫ちゃん達の所まで歩けば――






(≧д≦*)


へっ



(≧д≦*)


へっっ



(結局こーなるんかい。

ヤバい!ヤバいよ!)



(≧∧≦*)


我慢我慢



(ようっし。

今くしゃみなんてしたら、おにぎり床にべちょり)



(≧д≦*)


へっ……



(≧д≦*)


へっっ……



(理不尽だ。なんて理不尽だ。こんなオチ嫌なのに)







※※(≧д≦*)


へっくちゅん




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ