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48時間目【居酒屋武勇伝/1】

ここは居酒屋[武勇伝]


天上天下駅から徒歩5分ぐらいの、お洒落でアダルトな雰囲気がするお店。

居酒屋というか、バーって言う方がしっくりくるが、ソコらへんは無視しよう。


そんな居酒屋武勇伝で、一人淋しくお酒を飲んでいる女性がいた。



「おぉロミオ!貴男はどうして、マリオじゃなくてロミオなのーヽ(´Д`」


彼女は既に酔っ払っていて、男を引き付けないオーラを店中に放っていた。


「ママァ〜。ホワイトタイガースマイルおかわりー」


そう言うと、常連男性客と話していたママが酔っ払いの隣に座った。


「幾ら私のオリジナルカクテルが美味しいからって、飲み過ぎよ」

「だってだってなんだもん( ̄∠  ̄ )ノ」

「合コンでまた私だけ一人余ってお前は帰れよ邪魔なんだよっていう幻聴が聞こえてきたからその場にいるのが嫌になって一人淋しく店から出たのね?」

「そうなの……。さすがママ」

「結香ちゃんの事は何でも分かっちゃうわよ♪」


結香?何だ、今回は松下先生が主役のお話ですか。


「ヴゥ…地の文まで私を罵る。皆私をイジメル」

「そんな考えをしちゃ駄目!何事も前向きにならなきゃイケないわよ(^-^)」

「そんな事言われてもしょうがないよ……」


松下先生は泣きだしてしまい、その姿はいつもの松下先生と比べたらとても情けない。

ママはオリジナルカクテル

「ビューティフルライフ」

を無理矢理松下先生に飲ませ、眠らせようしている。


「今日も私のおごりで構わないから、さっさと寝ましょうね〜」

「(*_*)」

ママは松下先生が他の客と喧嘩でもしてしまったら後々面倒な事になると思い、必死でオリジナルカクテルを無理矢理飲ませる。


そんな二人のすぐ側でマイクを握る一人の女性客。

彼女も悲しい出来事があり、一人淋しくやけ酒を飲んでいたのだ。そんな彼女が選んだ一曲がコレだ!



【涙がでちゃう】

作詞・作曲 ママ


私は涙を流した

体中の水分が無くなるまで


私は涙を流した

アイツの事を恨みながら



(♪ジャッジャッジャッ)



私は涙を拭った

馬鹿馬鹿しくなったから


私は涙を拭った

アイツに復讐する為に



(♪ジャージャージャン)



包丁持って外に飛び出し駆け出す私

ポリスに見つかりあっさり捕まり銃刀法違反

私は私はまた泣いた

勝手に涙がでちゃうから



(♪ジャンジャジャ〜ン)



私は涙を流した

玉ねぎを切っていたから


私は涙を流した

彼が動揺すると思って

(♪ジャッジャッジャッ)



私は涙を拭った

玉ねぎを切り終えたから


私は涙を拭った

彼が私の事心配するから



(♪ジャージャージャン)



貴方の事はコレっぽっちも好きじゃないけれど

私に何でも買ってくれるから付き合ってるの

私は私はまた泣いた

勝手に涙がでちゃうから



(♪ジャージャージャ〜)



包丁持って外に飛び出し駆け出す私

ポリスに見つかりあっさり捕まり銃刀法違反

私は私はまた泣いた

勝手に涙がでちゃうから


貴方の事はコレっぽっちもに好きじゃないけれど

私に何でも買ってくれるから付き合ってるの

私は私はまた泣いた

勝手に涙がでちゃうから



(♪ジャーーーーーーン)






「ウルセー!!」

松下先生は女性客にパンチ(つ`∀´)=⊃)`д゜)


「結香ちゃんやめて!お客さんが減っちゃうから!」

ママは泣きそうだ。



ーー居酒屋[武勇伝]

常連客には要注意(^.^)b

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