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42時間目【一発ギャグ】

餓死しそうなぐらいお腹を空かした子供達。

彼らの目の前には、今日の給食カレーがある。


「う〜ん。今日の一発ギャグは、誰にしようかな?」

5-1では、給食を食べる前に一発ギャグのお披露目が催されている。


その時、雫が背筋を伸ばして右手をあげた。

「たまには先生がやって下さい。生徒ばかりに一発ギャグをやらせるのは、どうかと思うので」

雫は恐いもの知らずの、Boy Meets Girlヒロインだ。

「わわわわかったワン。君達に私、松下結香の素晴らしい一発ギャグをお聞かせしましょう」

明らかに動揺している松下先生。心臓は、いつもより多めにドキドキしている。


(ドキドキドキドキドキドキドキドキ:by 心臓)


ここで小さな声で、

「皆、防寒着と防寒具の準備はいいかい?」

実はいた学級委員長が一言。


「ちょっと待ってね!少し私に時間をくれないかな。発声練習とかしたいしさ」

彼女の右手には、何故かマイクがある。


ここで小さな声で、

「委員長!皆に言う前に私に言ってよね( ̄□ ̄;)!!テメェーが事前に何も言わねーから、何の準備もしてないっつーの」

実はいた副委員長がツンツンしながら一言。


「愛してるって言いたいよ!痛いよ私のか弱い心!嘘つきなんて大嫌い!越後屋アイツはヒモなのよ!幼なじみは初恋の人(>_<)」

発声練習(?)をしている松下先生。


ここで小さな声で、

「ゴメンよ。だって僕は、君と寄り添いたかったからさ……」

実はいた学級委員長が白い歯を見せ格好付けている。


「……ライオン貴方は猛獣よ。林檎は所詮appleよ。ルールなんて関係ないわよ。レモンがないならオカレモンがあるでしょ。ロビンソンってイギリスの有機科学者よ」

ラ行まで発声練習(?)をしている。


ここで小さな声で、

「さっきは怒ってゴメンね。事前に教えてくれたけど、最近何とかの森ってゲームにハマってて、四六時中やってたら忘れちゃったみたい。アハハハo≧▽゜)私ってだらしないよ〜」

実はいた副委員長がデレデレしながら言った。


「ーーよし。発声練習も無事に終わったし、皆さんお待ちかねの一発ギャグをやりますかo(^-^)o」

教卓の上に立ち、呼吸を整え、落ち着かせる。


(ドキドキドキドキドキドキドキドキ:by 心臓)







「そーいえばお腹すいたわね。冷めない内に食べましょうか(^-^)」

一発ギャグってサブタイトルなのに、ギャグをやってません(笑)たまにサブタイトルを無視するのが、この作品の良いトコロであり悪いトコロでもあります。それと、一人称と三人称を混ぜてしまったBoy Meets Girl……実は最近この事に気付きました(遅っ!)

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