4時間目【ニックネーム】
昨日はあまり触れなかったけど、何でこのクラスには、全員にニックネームがあるんだ(・・?)
「このプリント、ズバリ言うわよとジミーで、皆に配ってくれない?」
ズバリ言うわよ?
ジミー?
「お菓子は、学校に持ってきちゃイケナイでしょ。壊れかけのradioとワインレッドの心、分かった?」
壊れかけのradio?
ワインレッドの心?
僕はまだ、ニックネームが無い。
ニックネームは正直いらないけど、僕だけ仲間外れは嫌だしね。
「先生!僕にも、ニックネーム付けてよ!」
翔太は、大声で言った。
「そうね〜。愛川君も、ニックネーム付けないとね」
松下先生は、腕組みをしてう〜んと考える。
「ニックネームを付ける際には、その人の特徴とかを参考にするのよね〜。だから、愛川君の事を教えて?好きな食べ物とか嫌いな教科、何でもいいのよ」
「そうだな〜」
僕のプロフィール↓
名前:愛川翔太
年齢:11歳(小5)
特技:ゲームを誰よりも早くにクリアする事
秘密:英語が話せない事
尊敬:お父さん
好き:ヒ・ミ・ツ
嫌い:ピーマン、いとこのアイツ、病気
「なるほどね〜」
松下先生は、僕をじーっと見た。
そして先生は言った、
「アメリカに住んでいたから、アメリカン(^.^)b」
「…えっ( ̄□ ̄;)!!」
翔太は、結局ソレかよ!と心の中で叫んだ。「因みに私は、ヒロインだからニックネームはヒロインだよ」
雫は、さり気なく言った。