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36時間目【AFSP】

夏休みの宿題が沢山残っています!アト少しで夏休み終わるのにどうしよう?

……って悩んでる時間は無いよね!だから、さっさと朝ご飯を食べて宿題をやりましょうo(^-^)o


「ハァァ(≧д≦*)」

目を擦り欠伸をしながら階段を下りて、朝ご飯を食べようとリビングにやってきた僕に、突然姉は言いやがった。


「あっ翔太、お早よう。突然だけど、今日から旅行に行ってくるから」

そう言って、荷物を持って立ち上がろうとした。

「ちょっと待ってよ!そんなの急すぎるよ。食事とか、掃除とか誰がするの?僕とお兄ちゃんは、全くできないんだけど……」

姉がしばらくいないので、不安になる翔太。

「そう言うと思って、私の代わりになる人達を呼んどいたのよ♪」

涼子は、ニヤリと笑いながら言った。



その時、

〈ピンポーン〉

涼子の代わりになる人達がやってきた。



そして、ガチャッという音とが聞こえて、幾つもの足音が廊下に響いた。


「人達って言うことは、ひょっとして……(=_=)」


とても嫌な予感を感じていたら、ゾロゾロとリビングに、スーツにグラサンという格好をした人達が入ってきた。この人達は、愛川家の人間を護衛する為だけに結成された組織、AFSP(Aikawa Family Security Police)である。


「嫌な予感は、何故か当たるんだよね(泣)」

翔太は頭を抱えていた。


「って言うことで、皆さん翔太と拓真をヨロシクね♪それじゃ、私は南の島で日頃の疲れをとってくるわね〜(*^▽^)」

そう言うと、ルンルンと鼻歌を歌って出ていった。



「……日頃疲れてるの?合コンしてるだけなのに」

姉の姿が見えなくなった瞬間、毒舌になる翔太。



朝ご飯はカップラーメンでいいやぁ〜と思いお湯を沸かそうとしたら、

『翔太様!そのような栄養が偏ったモノを食べてはイケません!今直ぐ、考え直して下さいませ』

AFSPの人達が、声を揃えて僕に注意した。


「……そう、栄養がね。じゃあ、コンビニで何か買ってくるよ」

僕はそう言い、私服に着替える為自室へ行こうとしたら、

『翔太様!そのような事はお止め下さい。コンビニで売っているお弁当は、塩分が高いと聞いたことがあります。なので、お止め下さいませ』


「……そう、塩分がね。じゃあ、外食するよ」

今度こそ僕は私服に着替える為、自室へ行こうとしたら、

『翔太様!そのような所に小学生の子供が一人で行ってはイケません!昨今日本は、罪もない子供を狙った悪質な事件が頻繁に起こっていると聞きます。なので、翔太様を一人で行かせる訳にはいきません!私達も御同行させて頂けたなら、外食は許可しましょう』


「……頭痛い(。-_-。)」


翔太はこの後お昼まで寝て、夜中まで宿題を頑張ったらしい。


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