32時間目【自由研究/後編】
酔っ払いは、相手にしない方がいいねって言ったけど、お姉ちゃんにアレがある場所聞かないとイケないんだった|* ̄Д ̄”|
酒臭いし、飲酒中のお姉ちゃんには関わりたくないけど…自由研究の為だ!
「あの〜、ちょっといい?聞きたい事があるんだけど…」
翔太は、恐る恐る姉に近付きながら聞く。
「ん?静かにしてよ〜。今度は、まこっちゃんのはぐれてる刑事のドラマ見てるんだからさ〜」
そんな彼女の右手には、いつのまにかワインボトルがある。
(ヤバい…早くアレがどこにあるのか、お姉ちゃんに聞き出さなきゃ!)
※
涼子は、ワインを一滴でも飲むと手が付けられなくなる。なので、ワインは買わない事にしているんだが…あのワインボトルは、何処に隠してたんだ?
「あのさ!僕アレに協力するから、早く持ってきてくれない?」
アレとは、翔太が冷蔵庫で卵を見た時何かを思いついた事と、何か関係しているのか?
「…ホントに?アレに協力してくれるのね!」
すると涼子は、急いでお酒やおつまみを片付けて、自室へ全速力で走った。
「ちょろいな…。トコロで皆さんは、僕が何の自由研究をしようとしているのか分かりましたか?わからない〜と、お嘆きの読者様の為にヒントを出します!」
〈穴埋め問題ですよ〉
た〇〇っちの自由研究。
ヒントは、卵。
「もう分かりましたよね?それでは、声に出して答えを言ってみましょ〜♪」
せーの、
た〇〇っち〜(@ ̄∇ ̄@)/
♪
ドタバタと、騒がしい音が二階からリビングへ近付いてくる。この音は、階段を下りる音だ。
ドタバタドタバタ(*γ*)
「お姉ちゃんって、マナー悪いトコロとだらしないトコロを直してくれたら、最高なんだけどなぁ」
その言葉を、姉の目の前では言わないように!
撲殺バット エスカリボルグで、殴られるかもしれないからさ。
ドタバタドタバタ(*γ*)
「家の階段って、こんなに長かったっけ?」
ガチャッーー
「さて!早速やるわよ、たむらっち\(^O^)/」
〈正解〉
たむらっち。
たまごっちと思った人は、ドンマイケルって事で。
撲殺バット エスカリボルグ。皆さんは知っているでしょうか? ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪でお馴染みの、撲殺天使ドクロちゃんででてくるアイテムです。 作者のおかゆさんは、ギャグセンスが凄い! 僕が尊敬する先生の一人です。