25時間目【海水浴場/1】
青い空、白い雲、そして、人がイッパイのビーチ。
「人多いわね…だから、海は嫌だったのよね」
泳ぐ前から不機嫌な涼子は、そう言いながらも既に水着を着用済み。
「海の家での食事は無料なんだから、機嫌直してよ。それとついでに、ちゃんと男も用意したからさ」
拓真は重い荷物を下ろし、涼子に言う。
「ホントに?男がいるなら、機嫌直すわ(^-^)」
鼻歌を歌いながら、一人先へ進む。
「俺は、コイツらの面倒を見なきゃイケないのか…」
「フランクフルトとアメリカンドッグだと、どっちの方が好き?:翔太」
「私は、フランクフルトかなぁ:雫」
「僕は、アメリカンドッグが好き:祐介」
「私も祐介と同じく、アメリカンドッグ!:梓」
そんな事で今日は、皆で海に来てます!
昨夜僕が、
「海行きたーい(;>0<)」
と激しく喚いたお陰かも。それで、お兄ちゃんの友達が丁度海の家を家族で始めたらしく、行こう!って事になりました。
食事が無料になるから、連れてきてくれたのかもね。
「そーいえば、お姉ちゃんは何処に行ったんだろう?お兄ちゃん知ってる?」
翔太は、重い荷物を持たされている拓真に聞いた。
「ん?知らないな〜。アイツ馬鹿だから、迷子になってたりして」
本当は、新しい彼氏をさがしにきたんだけど…こんな事は、言えないしな。
「迷子?じゃあ、迷子のお呼び出しをしなくちゃ!」
♪
「貴方が噂の、愛川涼子さんですか?」
海の家に向かう途中、女性が絶叫しているTシャツを着ている男に、話し掛けられた。
「アラ…その服良いわね。私は、女性が二股していて彼氏に見つかったらどうしよう?って考えてるTシャツを、持ってるわよ」
ソコは触れなくていいでしょう?触れなければイケない事は、他にありますよ!
「…愛川涼子さんですよね?間違いありませんか?」
女性が絶叫しているTシャツを着ている男が、再び涼子に聞く。
「そうですけど、貴方は?もしナンパだとして、私の事が好きならば、年収を知っておく必要があるの。さあ、どうする?」
彼女はまず、年収を聞く癖がある。コレは、やめた方がいいですよ!
「話の続きは海の家で話しませんか?暑いですし」
♪
海で遊ぶ前にやる事があります!それは何でしょう?
A)スイカ割り
B)ポロリ
C)ビーチバレー
D)準備運動
「Bのポロリで…:梓」
「ライフラインはまだ三つ残ってますが?:雫」
(/ω\)
(σ`д´)σ))д)゜
(^ε^)
「Bのポロリで!:梓」
〈コラッッ!〉
「さっさと準備運動しなさい。言う事を聞かない悪い子は、日陰に入れないぞ」
拓真は、一人でテントを張りながら言った。
「みんな!準備運動しなさい( ̄□ ̄;)!!」
とても日陰に入りたい、翔太が叫んだ。
海とかプールに三年ぐらい泳ぎに行ってません。 ですがこの前、友達とパイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェストを見に行きました!その前は、ブレイブストーリーも見に行きましたね。少し話はそれましたが、日焼けするから海とかプールに泳ぎに行かない!って言うのがあります。皆さんは、何処かに行きましたか?