16時間目【鬼ごっこ/中編】
「じゃあ、改めて鬼ごっこって何?」
日本生まれアメリカ育ちの翔太が、雫に聞く。
「鬼ごっこて言うのは、思いやりがなく惨い事をする鬼が、人間を狩るとても楽しい遊びよ♪」
雫は、笑顔でそう言った。
「ちょっと雫ちゃん!ソレさっきも聞いたよ!」
翔太は、焦っている。
「冗談はコレぐらいにして、鬼ごっこの説明をするわね」
黒板へと走る雫。
┏━━━━━━━━━━┓┃鬼ごっことは…鬼にな┃┃った人が他の人を追い┃┃掛け、捕まった人が代┃┃わって鬼となる遊び。┃┗━━━━━━━━━━┛(。・▽・)/
( つ つ
「簡単な遊びでしょ?」
雫はわざわざ黒板を使って、説明してくれた。
「ルールもわかった事だし、鬼ごっこを始めよう!」
漸く鬼ごっこが出来ます。
-鬼ごっこ開始!-
鬼:オタコン。村人:アメリカン・ヒロイン・殿様・壊れかけのradio・ワインレッドの心・ズバリ言うわよ・ジミー・その他。
「…何でニックネーム?」
アメリカンが言う。
「たまに出さないと、皆忘れちゃうでしょ?」
ヒロインが言う。
〈天の声〉
詳しくは、4時間目【ニックネーム】を見てね(^.^)b
「せめて、本名ぐらいだそうよ?:アメリカン」
「作者が本名を決めずにニックネームだけ考えたから、それは無理だと思うんだけど?:ヒロイン」
(≧∨≦)σ‖
「渡辺雫!油断したな!」
雫は、忍び足で歩いてきた梓に背中を触られ、鬼となった。
「まだ時間はあるしね♪」
鬼となった雫は余裕の笑みを浮かべ、教室の隅っこへとゆっくり歩くーーーー
梓→鬼:雫。
「翔太!逃げるよ!:梓」
「う、うん…:翔太」
二人は急いで教室を出た。
♪
「逃げろ〜!鬼が来たぞ〜o(≧∀≦*)ノ」
廊下から、騒がしい声が聞こえてきた。
「5-1の子供達は、元気ですよね〜(^-^)」
中田先生が、コーヒーを飲みながら言う。
「職員室付近では騒がないように!って、毎日言ってるんだけどなぁ〜」
松下先生も、コーヒーを飲みながら言う。
「それより松下先生。その子、どうしますか?」
「そうね〜…この子次第かなぁ。さあ、机の下に隠れてないで出てきなさい!」
「見つかっちゃった…」
松下先生の机の下には、ジミーがいた。
♪
「アレ、雫ちゃん。もう鬼じゃないんだ(・・?)」
「鬼は村人Lだよ」
〈Check!〉
鬼の人は、鬼の顔のお面を付けなければいけない。
「村人Lって事は…今鬼は、壊れかけのradioだね」
「彼は壊れかけなので、丁寧に扱わないと壊れちゃうから、慎重にね(^.^)b」
「何で参加してんだ…?」
(≧∨≦)σ‖
「僕、これ以上走ったら壊れちゃうから、渡辺さんが鬼やってね」
壊れかけのradioは息を荒くして、心臓の辺りを押さえていた。
「壊れかけ!保健室に直行だ!歩けるか?:翔太」
「部品が取れるかも(?):壊れかけのradio」
二人は、急いで保健室へとダッシュ!
壊れかけのradio→鬼:雫。
「…ここまでは、シナリオ通りの展開ね♪」
雫は、そう呟いた。
鬼:オタコン。村人:アメリカン・ヒロイン・殿様・壊れかけのradio・ワインレッドの心・ズバリ言うわよ・ジミー・その他。 の「村人」は、梓が勝手に作った設定です。 鬼が村を支配しているから、村人と鬼で鬼ごっこをしよう!というよくワカラナイ設定です。 梓はたまによくワカラナイ事を言いますが、これからもよろしくお願いします。