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霧の中で

鳥頭

作者: 西の宮

鳥頭ということばが、このせかいにはある。



「鶏は三歩歩けば忘れる」が由来だと教えてくれたのは、誰だっけ?

物覚えが良くないことは いい事なのか、わるい事なのか。



誰の記憶にも残らず、忘れ去られることが美徳と聞く

自分の過去が語られることは 自分の恥も共に遺していくことだから。



1番いい時に死んだ者は勝者だと 彼は言った。

生き続けると、過去が重荷となって増えるから。



人間の記憶とは厄介なもので、忘れたはず過去が 

ふとしたタイミングで、むくりと腰を上げてくる。



人生を振り返らなくても、顔を出すのだから困った記憶達。


いつまでこんな所に居るのか、さっさと記憶の中から消えてくれと叫ぶけど

鳥頭を持たない私には、難しい。


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― 新着の感想 ―
鳥頭になりたいかなりたくないかなら、なりたくないのだなと思いました。鳥頭は馬鹿の頭だから。失敗ばかり憶えている頭なら要らない、けど失敗の記憶が行動の枷になるくらいなら捨ててしまうほうがずっといい、鳥は…
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