怨敵は深き守りの懐に
南方要塞へ向かう輸送機は厚い雲の上空を飛び、モニター越しではあるが兵士達は久し振りの日差しを浴びる。
特別部隊の扱いはその名の通り特別の様で、戦争初期に大量に墜とされ今は貴重となった飛行輸送機を惜しみなく稼働させ、魔導歩兵大隊約500人近くをその腹に抱え、悠々と空を進んでいた。
アリサは相変わらず何も発する事無く、静かに祈りを捧げるような姿勢で虚ろに正面に座る他分隊の兵士の足元を眺めていた。
——こうして飛行輸送機から降下するのはいつ振りになるだろうか。
今はもう異なる部隊章。あの時共に降下した仲間は……誰一人もう会う事はないのだろう。
生きているのか、塵に帰ったのかは分からない。……例え覚えていても、どうしようもないのだ。
きゅ……と組んだ指を強く握り締め、静かに目を閉じる。
アリサはこれまで仮初の家族の名と、自分が率い――死へと導いた分隊員の名以外を記憶する事をやめていた。
覚えた所ですぐに消えていく。下手に深く相手を知ろうと思ってしまえば、余計な棘となり自身を傷付ける事になる。
彼女は自分は大丈夫だと思っていた。もう既に自分の心も何もかも壊れてしまっている。今更ガラクタのような心に釘を刺されようが、杭を打たれようが変わらないだろうと思い込んでいた。
だが、彼女は無自覚のうちに胸を刺す痛みに、圧し潰されそうな息苦しさに苛まれていた。
輸送機が僅かにその身を揺らす。
その振動でアリサは目を開けた。
天井の白い魔導灯は静かに脈打つように一定の間隔で明滅している。
『目的地まで十五分。降下準備に入れ』
AIによる短いアナウンスが機内に響き、兵士達が一斉に顔を上げた。
各自の持つ魔導デバイスが淡く光り、装備の最終チェックを行う。
無表情で装備を確認する者。
無言で隣と拳を軽くぶつけ合う者。
自分の靴紐を何度も解いては結び直す、独自のルーティーンを見せる者。
皆それぞれの方法で、死地へと向かい合うのだ。
今回の作戦目標は、皇国の防衛線の要となる南方要塞を襲撃した敵性勢力の指揮官の排除。
分厚い対魔防壁と各所に据えられた自動で発射する魔力砲台。日夜問わずに稼働する魔導人形のバックアップもあり、下手な事をしなければ落とされる事のない鉄壁の要塞群である。
そこで友軍が籠城し、敵の侵攻を押しとめている間に機動部隊により背後を突き、敵の中枢へ強襲。
指揮官を排除し烏合の衆となった残存兵力を殲滅する。
これがアリサ達が受けたブリーフィングであった。
――もう間もなく降下を開始するというタイミングで、輸送機のモニターが赤く点滅し、後方の斥候機からの戦況データが上書きされる。
『南方要塞、前線状況に動きあり。籠城作戦を放棄し突撃行動を確認』
その一文を受け、機内の空気が凍りつき困惑に満ちた私語が飛び交う。
「突撃だぁ?……あの堅い要塞を出て?」
「……あり得ん。指揮官はどこの馬鹿だ?」
アリサはじっとモニターの映像を凝視する。
ノイズ交じりに映し出された映像には、要塞から放たれた友軍の砲撃により、至る所にクレータを残す大地の上を飛行魔法で飛ぶ友軍兵達の姿があった。
非効率的かつ無謀な突撃。他の兵士の言う通り指揮官の顔が見てみたいものだと、アリサも目を細めてモニターから視線を外そうとした――その時だった。
続けて流れた報告が、ただでさえ乏しいアリサの表情を凍りつかせた。
『先鋒中隊指揮官——レオンハルト・オルディス少佐』
喉がひゅ、と小さく鳴った。
兄様……いや、レオンハルト少佐が何故?
周囲の騒めきも魔導機関の唸るような音も遠退いていく。
視界の端がぐにゃりと揺れる感覚すらあった。
なぜだ。
どうしてそんな無謀な事を?
驚愕よりも困惑と嘲笑交じりの騒めきに、大隊長が直々にナノマシン通信で各兵士へ呼びかけた。
『各員、我々の任務は変わらん。南方さんが勝手に出て敵をかき乱してくれているんだ、これを好機と見て敵の指揮官を捕縛せよ』
そうだ。今は元兄の事などどうでもいい。任務に、皇国に従順であれ。
小さく頭を振って脳裏に蔓延る雑音を振り払い、アリサは今一度深呼吸をする。
――降下の時は、もう間もなくだ。
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降下開始を告げるけたたましいブザーが機内に鳴り響き、機体後部のハッチがゆっくりと開いていく。
今更怖気づく素人は誰一人いない。次々にパワードスーツを展開しつつ身を宙へ投げ出し、飛行魔法で後続の仲間を待ち、編隊飛行へと移行していく。
パワードスーツを介して身体に吹き付ける空気は、これから始まる戦闘の熱とは真逆の冷たさを帯びていた。
アリサの属する第七分隊を含む魔導機動部隊は、鋭い鏃のような編隊を組み、目下を覆う厚い黒い雪雲の上を猛スピードで飛行していた。
尚輸送機は撃墜の危険を最大限まで下げる為、最前線よりも安全圏で兵士らを吐き出して既に帰投している。
『まもなく強襲降下座標。各員、幸運を祈る』
複数の声がナノマシン越しに重なり、短く確認の返答が返ってくる。
淡々としているが、それは緊張を押し殺しているからではない。
——この隊に属する者にとって、戦場は既に日常なのだ。
アリサは手元の杖型デバイスを確と握り締め、バイザーに表示される目標座標までの距離が猛スピードで迫っているのを横目で確認しながら編隊を守る。
いよいよ分隊長が手信号を掲げ、分隊全体が一斉に身構えた。
『第七分隊、突入する!降下速度は落とすな!』
目下の漆黒の雲海へ、アリサ達は矢のように飛び込んでいく。
雲の中を降下していくにつれ、バイザーの表面に降雪の粒や急激に冷やされた水分が凍り付き視界を塞ぐ。
隣を飛んでいた友軍の姿すら見えない程の濃く厚い雪雲の中なのだ、今更多少視界が狭まろうと臆する事は無いと、猛スピードで降下していく。
バイザーに表示される高度計や速度計を頼りに反転するタイミングを計る――刹那、アリサのすぐ近くで死をもたらす熱と衝撃を孕んだ炸裂魔法の炎が花を咲かせた。
「……ッ!対空砲火ッ!!」
降下中は下手な防護魔法を張ると抵抗となり速度が落ちる為に、パワードスーツの素の防御だけとなる。
先程の砲火は直撃しなかったものの、炸裂した魔法の熱波がパワードスーツの保護の上からジリリとアリサの頬を焼き、僅かに降下姿勢を崩す。
分隊に遅れて暗雲を抜けた先には、戦場を彩る色取り取りな魔法の輝きが流星群のように飛び交い、また降下を続ける友軍へ向けて砲口を向ける魔導人形の群れが広がっていた。
——読まれていた……!
脳裏を駆ける危機を知らせる直感に従い、降下する軸をずらすように風魔法を横へ向けて放ち、地上から無数に放たれる迎撃弾を回避する。
地上へ到達するまでの僅か十数秒が倍以上に感じるほどの緊張の中、鋭い光線がアリサのすぐ横を何度も掠めていった。
その光の筋の一本一本が魔導人形の放つ高出力魔力弾だ。
直撃していれば一瞬で蒸発。擦るように被弾すればバランスを崩し地へ叩きつけられる事だろう。
黒雲を抜けた直後に迎撃されるという最悪の状況にもかかわらず、
第七分隊は一人も叫び声をあげない。——否、あげている余裕がないのだ。
アリサは歯を食いしばりながら爆ぜる火線の隙間を縫って加速し、ようやく地上へと着地を果たした。
地上は既に色とりどりの魔法弾が乱舞し、深紅の火炎、蒼白い氷刃、紫電の奔流がまるで夜空に咲く花火のように戦場を照らしていた。
その美しさの裏には、確かな死の気配がする。
『各員降下完了後指定座標へ合流、三分後には前進を開始する!間に合わない奴はKIAと判断する!』
分隊長のナノマシン通信越しの怒号が脳裏へ直接響く。
その指示を聞き、アリサは呼吸を一つ深く吸い込む。
結局は、しっかり敵が待ち構えている所への正面突破になる。
奇襲という敵へ与えるはずの動揺と混乱が最小限しか与えられないという、初動としては最悪な展開であるが、いまは四の五の言っている暇はない。
バイザーの端に、仲間の魔力反応が次々と表示される。
明滅するその光は爆ぜる火の粉のように散開しているも、速やかに再び一点へと収束し始めていた。
その一方で、まさに火花のように散りゆき反応を消す友軍の兵もいる。
今更それに感傷に浸る者はいない。ただ敵の脅威が大きい場所である事を知らせる、自分が生き残る為の情報として、人柱になったのが自分ではない事に感謝をしながら突き進むのだ。
アリサは杖型デバイスを握り直し、合流地点へ向けて真っ直ぐに地を蹴り加速した。
迫撃砲の如く降り注ぐ炸裂魔力弾の爆炎が背中を焼く。
鋭い刃の如き見えない風刃が瓦礫や友軍を真っ二つに切り裂く。
視界の端で仲間が一人、また一人と命を散らし塵へと戻っていく。
それでも、彼女は立ち止まる事なく、前へ前へと進んだ。
敵陣の最奥、黒煙の燻る向こう側。
ナノマシンバイザーの望遠機能で拡大された敵陣の様子。無数の巨躯の魔導人形が砲塔をこちらへ向けるさらにその後方には……。
アリサは息を呑んだ。
そこに立つのは、嫌という程見てきた敵の救済の御手の旗と、見覚えのある軍旗。
見間違えるものか。あれは――第七機動鎮圧部隊の軍旗だ。
それを見た瞬間、アリサは腑に落ちた。
何故、レオンハルトが独断で部隊を動かしてでも突撃を仕掛けたのか。
アイツがいるのだ。オルディス家にとっての怨敵。
兄から、自分から父を奪ったあの男がいるのだ。
「……ヴィー」
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合流座標に到達したアリサ他第七分隊の隊員達。
本来ならば敵の抵抗もそこまで激しい物にはならないと想定されていた。
だが、蓋を開けてみれば激しい対空砲火。厚い雲を抜けた先に待つのは巨大な蜘蛛の巣の如き綿密な防空網。
要塞攻めをするのであれば、魔導人形に搭載するのは徹甲魔力弾を放つ魔力砲のはずである。だが実際に各機が積んでいたのは炸裂魔力弾を放つ対空榴弾砲であった。
――点と面。その差は大きく、魔導機動部隊は少なくない被害を被っていた。
「……。諸君、我が分隊は半数が墜とされた」
分隊長から発せられる静かな苛立ち交じりの声。
その言葉に誰も返事はしない。
今更悲しみは無く、敵への怒りと運が悪かった戦友へ僅かばかりの哀悼の意を捧げんと、握った右手で左胸を軽く叩く。
アリサは周囲を見渡し、僅かに眉を寄せた。
降下直後からの対空砲火、そして着地し耐性が整う前に追撃するかのような地上への拡散弾による掃射。
これは偶然ではない、人為的失策だ。
――レオンハルト少佐……あなたの命令無視の飛行魔法による突撃が、敵に対空迎撃態勢を選択する機会を与えた。
アリサは声に出さず、胸の奥にその言葉を押し込めた。
敵は、相手にレオンハルトがいる事を知り、わざと目立つようにあの軍旗を立てたのだろう。
『お前の父を殺したV-077はここにいるぞ』と。
レオンハルトの性格を知るヴィーは、彼が父とオルディス家を辱める行為を絶対許さないだろうと読み、飛行魔法で一気に距離を詰める事も予期していた。
その備えが背後からの別動隊を叩く事になり、報告を聞いた彼はさぞ喜んでいる事だろう。
「第十一分隊が近傍にいるらしい! 我々単隊では突破できん、合流する! 全員ついて来い!」
分隊長の判断は迅速だった。
アリサ達は残された人数で雪上を駆け、第十一分隊の魔力反応へと向かう。
直後、敵魔導人形の砲口が一斉に吠え、炸裂魔法の雨を迫る皇国軍へ向けて降らせる。
着弾した魔力弾がごっそりと地面を抉り、積雪を蒸発させ、友軍の生体反応を掻き消した。
視界が雪の蒸発した水蒸気や舞い上がる粉塵で白く染まる中――。
『そこの人達!!こっちこっち!早く防御陣に入って!』
ナノマシン通信により脳裏に明るい声が飛び込んできた。
その声の方向には第十一分隊が防御魔法を展開して踏ん張っており、その中心には桃色の法衣がはためいている。……言うまでもない、S-087だった。
次々吐き出される魔力弾が空を裂いて迫る音が鳴り響く中、防御魔法の傘下へと飛び込み、何とか難を逃れる第七分隊の生き残り達。
「よかったぁ!間に合ったんだね!」
彼女は魔力弾が降り注ぐ中でも笑顔を絶やさず、両手から力強く防御魔法を展開し、着弾した魔力弾の爆風を受け流す。
第七分隊長が第十一分隊の分隊長へ謝意を伝え、指揮権限を委任する。
「……この人員なら可能か。これより本隊は敵砲撃の隙を突き、防御陣を突破する!S-087!前線に突破口を作れ!」
「了解しましたっ!」
元気よく応答するS-087。
確かに彼女の操る風魔法は広範囲を薙ぎ払う強力なものだが、さすがに一人では荷が重いだろう。
「……分隊長殿、差し支えなければ私も彼女を補助しても?」
アリサの静かな、それでも通る声に分隊長を始め防御魔法の傘下にいる兵士達の目が彼女へ向けられる。
「……彼女と同じ風魔法を得意としています。万一彼女が狙撃された場合も援護出来るかと」
それも一理あると、分隊長は無言のまま顎に手を当てながら一度頷く。
アリサの意見具申が通ったのだと、視線を分隊長とアリサの間で行き来させていたS-087が理解した瞬間、元から大きな目を丸くしながらも、嬉しそうに花開くような笑顔を見せた。
――やがて敵の砲撃が途切れ、反撃の時が訪れる。
魔導人形と義勇兵が守備する敵司令部の後ろ備えの簡易防壁。
矢面に立たされる魔導人形の頭部センサーに強力な魔力反応が感知され、脅威に向けて魔力砲の砲塔を旋回させる。
その砲口の先に立つのは、自信に満ちた笑みを浮かべる少女と仮面のような無表情の少女。
相反する少女達が杖型デバイスを構えると、S-087は楽しそうに魔力を高め、自身を中心に渦巻く暴風を巻き起こす。
それに合わせるようにアリサも魔力を放出し、鋭い鎌鼬を暴風に纏わせた。
「いくよっ!合わせてっ!」
「……ッ!」
――二人の魔力が重なり合い、春嵐の如き暴風を轟音と共に前方へ解き放ち、重装魔導人形も、防御陣も、立ち塞がる物全てを切り裂きながら吹き飛ばした。
暴風が吹き抜けた瞬間、敵陣の前線はまるで巨大な鎌で薙ぎ払われたかのようにごっそりと削ぎ落とされた。
巻き上げられた雪煙が晴れるより早く、重装魔導人形は各部の関節部を断ち切られ、巨体を軋ませながら横倒しに沈む。
防御魔法で耐えようとした義勇兵達は、運が良い者は後方へ押し流され防壁に叩きつけられ、運の悪い者は全身を鋭い刃物で切り裂かれたかのようにズタズタにされ雪原に転がった。
『春風の乙女が前線に突破口を開いた!全分隊、突入せよ!!繰り返す、突入せよ!!』
地面を蹴る音、飛行魔法で飛び立つ音が次々と重なり、砲撃を耐えた友軍の怒涛の反撃が始まる。
その一方で、大魔法を放ったばかりのアリサとS-087は若干の呼吸の乱れを整え、魔素入りゼリーをパックを握り潰しながら急いで嚥下していた。
「ね、H-163さん!今のすっごく最高に決まってたよ!」
S-087が息を弾ませながらも心底楽しそうに笑いかける。
その笑みを受けながら、アリサは自身の胸の奥が一瞬だけ騒めくのを自覚した。
何故この状況で、戦場でさえいつもと変わらず笑っていられるのか。
彼女も……もう正気ではないのだろうか。
「む……何か失礼な事考えてない?」
――ナノマシン通信は開いていないはずなんだが。
むくれながらジト目で自身を見るS-087の視線から逃れるよう、アリサは身体ごと彼女に背を向け、今一度魔導デバイスを握り直す。
「……補給が済んだら我々も進むべき」
アリサの警告に、少女はすぐに頷く。
「うんっ!じゃあ、いこっか!」
破壊の奔流に薙ぎ払われ、破損した器具から漏れ出る黒煙の向こう側では、早くも魔導人形が崩れた穴を補うように次々と敵陣奥から補充されて弾幕を放っている。
敵の司令部への道は開いた。だがそれでも敵の抵抗は激しく、堅い守りは簡単には突破出来ないだろう。
アリサはS-087と肩を並べて走り抜けながら僅かに目を細める。
この先にあの男がいる。
そう思うだけで氷のように冷たい感情が胸へ張り付く。
正直アリサは、ヴィーをレオンハルトのように強く深く恨んでいるわけでも憎んでいるわけでもない。
それでも父殺しをした相手を。優秀な軍人の手腕を間近で吸収した人間を敵側に残す事は、今後の皇国軍の――ひいては自分自身が命を繋いでいく事の障害となる。
それ故に、ここで彼を逃がすわけにはいかないのだ。
再び魔導人形の砲塔が吠え、雪原の空気が震え始める。
それに加え、各属性の攻撃魔法に交じり煙幕や閃光、状態異常をもたらす補助魔法の応酬も激しさを増していく。
前方から吹き荒れる魔力の奔流の中、アリサは一瞬だけ隣のS-087へと視線を向け、バイザー越しではあったが彼女の顔を覗き見た。
――何故かずっと笑顔を絶やさない不思議な人。でもその実力は間違いない。
……きっと、彼女になら自分の背後を任せられる。
そんな勝手な期待を彼女に抱いていた。
そして、この先にいるオルディス家の怨敵を討つ。
それが皇国の為であり、自分の為でもあるのだ。
「S-087……隣は任せる」
「……ッ!うんっ!私に任せて!」
アリサはもう、前だけをまっすぐに見つめていた。
燻る黒煙の奥に見える敵司令部には、例の旗が揺れている。
因縁の再会の時はまもなくだ。
アリサのS-087への印象
何故かこちらを執拗に気にかけて来る不思議な怪物
↓
戦場でもどこでも笑っている異常者
↓
……変な人。
それでは次回予告です
~~次回予告~~
春嵐の一撃でこじ開けられた、敵司令部への道。
敵の厚い防衛線を突破した私とS-087を迎えるのは、敵指揮官のヴィーことV-077。
突き付け合う魔導デバイスの宝玉が鈍く冷たい光を携え、一瞬の予断を許さない。
交錯する過去と現在。
戦いの行く末に待つのは……。
次回「掲げるは己の理想なれ」
それでも、私は立ち止まらない。




